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2003年度ネコの会 宿題集
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〜宿題集 先生!あのね!!大会〜
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服部哲雄
子どもではありません。悪しからず。
脳卒中で車椅子生活になってしまったおばあちゃん。幸いボケてはいない。娘さんに連れられて歯医者で入れ歯作りに。
入れ歯もやっと完成して、いよいよ装着。
Dr「口元がしっかりして若返ったね。」
 おばあちゃん「そう?お嫁に行けるかねo(^-^)o」
Drと娘さん「……w(゜o゜)w  …」
梶田千晶
*総入れ歯を作りたいという80歳代のおじいさん
Kr「保険外の入れ歯を作ったら,長生きできると聞いたんじゃが〜:
DH「エッ!…」
*長期むし歯治療に来られているヤンキー風なお兄ちゃん
Kr「腹ん中に歯が生えなくてよかった」
DH「んっ…!」
*小児歯科に入社したての頃、子供達にどのように接してみればよいか分からず、
とりあえずニコニコとしていたら、
Kr.「このおねえちゃん、笑いお化けみたいで気持ち悪い〜〜〜」
D.H「ガーン!」
洗面台の鏡を見たら、確かに不必要な引きつった笑顔がそこにあった・・・(汗)
宝来知子
*小さいお子さんの治療の後、乳歯冠が入った奥歯を見てそのお子さんが言った言葉、「むし歯菌さんのお墓?」
何だか、"お墓"だらけのお口の中に言葉を失いました。
その後、そのお子さんの2年後。ちょぴりお兄ちゃんになってからその話しをすると「いや、(むし歯と僕が戦った)記念碑なんだ」と。
あんまり美化されても、と言葉を失いました。
*我が家の長男からのクイズ
「最初は神様がくれるけど、2度目からは自分で買わなくてはいけないものなあに?」
これは小学校の道徳の教科書に載っていたどこかの国のなぞなぞらしいです。(どこの国か忘れてしまいました)
もちろん、答えは「歯」です。
淺田匡彦
●男の子を治療してて・・・
「先生、鼻に草、生えてるで!」
「それは鼻毛!君も大きくなったら生えんねん!」
●新患で来た5歳の女の子
「おとうちゃんな、彼女出来てん。でもな、今は別れてんで」
・・・聞かない方が良かったんかなー?
お母さんと話すの、辛かった・・・。
●「寝たらあかんで!」中村先生の声が診療室に響く。
R君、眠くてうとうと・・・と。寝ても良いけど、寝相の悪い子は危険だ。「寝たらあかんよー!」頑張る中村先生。
1週間後に来たR君。瞼にマジックで目が書いてある。
寝ても良いようにお母さんがマジックで目を書いた・・・らしい。
ジョークの効いたお母さんやなー!でも、ちょっと違う様な・・・。
●「今日のお母さん、お肌スベスベやねん!」
「なんで?」
「だってな、ダヴ・モンスター・ミルクのお陰やねん!」
・・・それって怖いがな!?
●2歳の子の抑制治療で・・・。
「おばちゃん、おばちゃん!」スタッフに号泣しながら話しかける。
スタッフも「おばちゃん」と言われて辛いだろうな〜?と思ってると、次は「お姉ちゃんは?お姉ちゃんは?」・・・と。
その子にとっては付いたスタッフはおばちゃん≠ナあり、他のスタッフはおねえちゃん≠ネのである。これまた辛いな〜!
●私が卒業して勤務したての頃・・・。
5歳の男の子が私に向かって「おっちゃん!あんなー・・・」と話しかけた。当時は未だ若いと思っていたものだから「誰がおっちゃんやねん!」
と冗談で叱ると「おにいちゃん!いよ、男前!格好ええで!」と急に言い出した。
この話を友人にすると一言「流石、大阪の子やね!」
●待合室の投書箱に手紙が入っていました。
『明るい雰囲気なので楽しいです。続けて下さい。
ただ、歯を強くする薬がすっぱくて大キライ!○や○わ え○さ』
すっぱいのはフッ素かな?でもね、強い強い歯になるから頑張ってね!
深川真美 *若い頃、歯科医院で口腔衛生指導をしていた時おじさん「虫歯の出来ない集団生活の場所があるんだけど・・・何処だか知ってる?」
わたし「さあ・・・?」
おじさん「刑務所。規則正しい生活、麦入り御飯で質素な食事、自由時間はすることがあまりないのでしょっちゅう歯磨きをしていた。」
*歯科医が歯科衛生士に「この方のスケーリングの予約を取って下さい。」と言うと
患者さん「歯石も体の一部なので取らないほうが良いと思います。」
岩崎信子 ・うちの娘が落ち込んでいたとき、友だちからの一言
人は悲しいとき、シクシクと泣く(4×9=36)
人は嬉しいとき、ハハハと笑う(8×8=64)
人生を100とすると、36の悲しいことに対して64のいいことがあるから元気出してね。
川上ちひろ @ちょっとショックだった言葉・・
「暇そうやね、いつも何やっとるの?」(小学生)
保健室にいつも一人でいてかわいそうに見えたのか、何もしないで遊んでるように見えたのか・・。
本当はとっても急がしいんだけどな。みんなが知らないところでちゃんと仕事してるんだよ。
まあでも、私が暇ということは学校が平和だという証拠・・暇でもよいとしますか。
Aなるほど!と思った言葉。
本当に信じているんですけど・・・
「大きくなったら僕が先生のこと幸せにしてあげるよ。」といって、針金をねじったような指輪らしきものをもらった。
(小学1年生) いまだにそれを信じて待っているのですが・・。
彼はそれを覚えているのでしょうか?
橋浦礼二郎 「先生あのね・・・」の子育て編です。
@  お風呂での会話 その1
息子「お母さん、僕どこに入ってたん?」
私「おかあさんのおなか」(おへそのあたりを指さして)
息子「ゆりねえちゃんは?」
私「ゆりちゃんもおなか」(さっきとは、ちょっと位置をずらして)
息子「みかねえちゃんは?」
私「みかちゃんもおなか」 (また、少し位置をずらして)
息子「3人もおなかにいてたん?」
私「そう、おなかの中で大きくなってん」
息子「そうか、だから、お母さん三段腹なんか!」
私「・・・・・」
B お風呂での会話 その2
「○○」のつく言葉遊びをしてたら・・・
私「"し"のつく言葉は?」
  息子 じっと私をみつめて・・・
「しわ、しらが、しぼう」
お前、喧嘩売ってんのかい!! C 夫婦喧嘩を見ていた息子が・・・
「朝は一番忙しいねんから、ちょっと位、早く起きて。」
「燃えないゴミは8時までに出してくれへんかったら、回収してもらわれへんねんから・・・」と、私がまくしたてたあと、息子がとどめに・・・
「わかったか! 今日は、これ位にしといたろ!」
喧嘩はいっぺんして、笑いに変わった。
この息子は、最近、将来の夢をサッカー選手から、お笑いに転向しました。
坂根宏美 ・交換期で乳歯をExt.して、次、治療のため来たときに、「こないだ取った歯、すぐ、出てきて、もう結構デカくなったよ。
お薬付けて、この歯取ったからすっげー育ちがいいわ。」
と子供に言われました。でも、お薬って麻酔だったのですが・・・。
許恵美 ●抜歯をしてなかなか止血しない子がいました。隣のチェアーの子の一言 ”そんなに血が出てたら、早く救急車を呼ばないと”
●レントゲンを撮る際、嘔吐反射の強い子の一言 ”僕をいじめないで下さい”
●診療室に入ったとたん泣き出した子の一言 ”なんでみんな顔が見えないの”
横井敦子
・今よりまだまだ若い頃、少しだけ泣いてしまった子に治療が終わって「強かったね」と声をかけました。
その子は付き添いのお父さんににっこり。
しかしすぐさま「なんちゃ強ない!」と言われ、ふたたび泣き出しました。
「強かった言うたやん。
おもちゃ買って〜」、「いいや強ない」と言われながら診療室を後にしました。私は何も言えずに見送るだけでした。
・生まれてから、いっさい甘いものを与えていなかった長女が初めて友達の家に遊びに行った時のこと、お菓子とジュースをおかわり・・・。
どきどきしました。
・長男の虫歯をはじめて発見したとき、長男に「ごめんな」と謝られ、ハッとしました。
・グラグラしだした乳歯に気づいた長男、「あっ、歯が死にかけとる〜」
大西富子
その1 歯医者さんに来るのは初めて、という幼稚園児の男の子
DH:「どのエプロンにする?」(ウチではドラエもん・アンパンマンなどの手作りエプロンをする)
A君:「アンパンマン!」とニコニコ
DH:「さ〜チェアーに寝ころぼっかー!」ここでもニコニコ
Dr:「これで、お子さんの未来がわかります・・」とCATの説明、綿棒持って「お口を開けてごらん?」
A君:「お・お・おっちゃん!何すんねん!」と激怒!(^^;)
Dr:「おっちゃんはね〜・・・」と笑いながら説明・・・さすが!
そうなのです、ウチの診療所だれも白衣を着ていないので無垢な少年には、オッチャン・オバチャンだったのです(爆笑)
その2 6歳臼歯の大切さをTBIで説明し、数ヶ月後健診で来院した小3の女の子
DH:「一番奥の歯もきれいに磨けたね〜、何ていう歯だっけ?名前覚えてる?」
B子:「9歳臼歯!私9歳になったもん!」得意げ!(笑)
DH:「・・・そうやね!」(^^;)
松永麻里
自分で痴呆が始まったと言ってリコールは本人の希望により予約を取らずにハガキを出して連絡をもらうことにしていました。
ある日来院されたとき「次回は2ヶ月後に」と言ったら「もう生きていないかも」と言われました。
(動脈瘤が悪化しつつあるようでかなり落ち込んでいる様子でした)「2ヶ月後は私の誕生日なのでプレゼントに顔を見せに来て下さい」と言い、
「忘れてしまうのでハガキがいいですか?」と言う問いに「忘れないよ!!」と言ってくれた一言がとても嬉しかったです。
いつもは忘れてしまうからハガキでとのことですが。
2ヶ月後ちゃんと来院してくださり「ハッピーバースデーでしょ?」と覚えててくださいました。
佐藤千恵
足首を捻挫して帰宅した日の、数日前にも転倒したばかりなので馬鹿にされると思い、家族に気付かれないようにしていたが、私の姿を見るなり父が、「また転んだのか?」。
歩き方が微妙に変だったのでばれてしまったらしい。
父から話し掛けてくることなんて滅多にないのにな。
野村あかね
麻酔の注射後に、「先生、ぜんぜん痛くなかったよ」と小さい子に言われた時。
研修医なのに、「先生にずっと診ていただきたいです。」と言われた。
タクシーの運転手で総入れ歯の患者さんに、「30代の時、上の入れ歯が落ち人に笑われるるから、バスの運転手を辞めました。」と言われた。
・・・義歯で、職業が変わるなんて。
若林幸枝
・80歳のダンディな殿方とかから「あの・・・先生スケーリングした後、なかなか痛みが・・・かえってプラークが付きやすく・・・」等、「あのー」から始まって次々専門用語を発する殿方、ご婦人にはたじたじします。
中途半端な専門知識を持っているのかそれとも本物か見極めるまで1〜2分要し、それから、こっちに引き込ませるのに頭を使います。
・ あのネ!―の後の言葉は身近で我々当然と思って、身過ぎしそうな、言葉が疑問が続きますネ。
「あのネ、電動歯ブラシって高いのがいいの、そうじゃなくて百均のでもいいの?」とか。
後藤諦
@ 「先生、わしタバコやめたで」タバコといったとたんに、頑固に「タバコやめへんで」とスゴイ勢いで迫ったおじいさん。
「やめんでええから、少し話聞いて。
孫の口の中がこうなってるかも」「・・・・・・。
殺生なこと言うなあ・・・・。」
あんたのせいでやめたんやと言いたげなその患者さん。
でも本当に嬉しそうに、顔を合わせたとたんに報告してくれました。以後4ヶ月、禁煙継続中。
「もう、吸いたいとは思わへんで。やめる時期が来てたんやろなあ。」としみじみ。
年齢に関係なく「やめようかな」という時がやめどきでは?
A こないだここへ来たあとから、タバコやめたで。」こちらは本当にビックリ。
なかなかやめそうにはない手強い相手と思っていたのに・・・・・。
そういえば前回に限って、DHと2人で「タバコをとるか。入れ歯をとるか。」と脅かしていたのでした。
気安く話せるお友達感覚の患者さんだったので、きつい言葉もぶつかることなく受け入れてもらえたようです。
禁煙5ヶ月。歯肉炎の方はまだまだですが、出血しやすくなり歯磨きの効果が判りやすくなりました。
フッ素やガムも真面目に頑張っている様子です。
体重増加も何とか許容範囲内に押さえて、顔色も良くなり元気そうです。
心から喜んでいる様子にこちらも本当に嬉しくなります。
禁煙支援は恨まれることがない楽しくやり甲斐のある活動です。
遠藤義孝
卒業して間も無い勤務医時代の頃、矯正のブラケットがなかなかうまく歯に着かなく戸惑っていた時一言。
『先生 やった事 あるの?』
ごめん はじめてでした。
ガイドブックにもよく載ってる有名中華料理店料理長が来院。
診ると口の中プラ-クがいっぱい、プラ-クコントロ-ルの大切さを説明するがぜんぜん聞いてくれず一言『歯を磨くと 味が解らなくなる』
それ以上何も言えませんでした、ほんと美味んですあのお店。
木虎孝文
「今日は見るだけ?」と子供が聞いた。
実際にそうだったので「そうだよ」と返事をした。
 すると、「前もそう言ったけど、ガリガリやられた!」(別医院にて) 子供の抱く恐怖心の根の深さに改めて驚き、自分が恐怖心の植え付けることの無い様にと意識を新たにした。
三村善郎
みーちゃんは2歳の女の子、お母さんの歯の治療についてきてくれます。
おうちでお母さんの歯が痛い時はやく歯医者さんに行こうといってくれます。
お母さんが治療中に痛そうにすると心配そうに「なおしたげてなー」といってはげましてくれます。
金尾好章(Dr)、 鳴尾美穂・中井梓・中西恵子(以上DH)

{その1}
小学3年生の男児 「ここでやっと落ち着けるワァ!」と大人のような言葉を一言。
体格、年齢から当然歯科の治療に十分に理解できるようにも関わらず、お母さんのお話によるとかなりの件数の歯科医院を渡り歩いて、しかも暴れまくっていたとのこと、今回、当医院へ来院されました。
かなりの歯科治療恐怖症と言うより、今までは痛くなったら通院開始、そして中断。
また痛くなったら次の医院へ受診・・・のパターンだった様です。
たまたま痛くなく時間的な余裕があり来院、TBIやDHのやさしい対応に心を開いてくれた様子。
おしゃべりは十分に大人、以後、問題もなく通院、現在定期管理中です。
{その2}
小学1年生の女児 「先生、むし歯無いの!!」
3才時より通院するも、かなりのカリエスリスク高く、乳歯のむし歯が多い患児、いつも、もう一つご理解の無いお母さんとDHとのチェアーサイドでの会話・・・ 少しあきらめ顔のDHへ向かって、患児から一言「先生、むし歯無いの!」
担当DH、思わずマスクに手をやり我に返った様子。
患児の一本勝ち!!
{その3}
小学5年生男児「先生、まだ居てたん?、結婚せえへんの?」
わりと良く聞くパターンですが、長年通院している患児からベテランDHに向かっての一言。DHが一番傷つくのを患児がよく分かっている様子・・・。
{その4}
小学3年生女児「お姉チャン、また持ってきたよ」
定期検診ごとに、似顔絵やお誕生日おめでとうと書いた折り紙を持って来てくれる。
定期リコール患者さんの中には、担当DHが楽しみにしている患者さんや患児もたくさんいるのは、長年仕事をしている「歯科医冥利」、「衛生士冥利」につきるような気持ちです。
普段の疲れが吹き飛ぶような楽しい体験も患者さん元気を貰っているような場合も多いです。
小西淳子

●新人、診療室に入るのを嫌がる子に理由を聞いた時の言葉”見せ物にされるから”
●治療中に励ましていた子に、治療が終わって帰る時言われた”頑張って”
●保健指導をしたお母さんに言われた一言”衛生士さんは、ムシ歯はないんですよね”坪井直美
☆子どもに絵本を読んでやっている時のこと
 ”ねえお母さん、ムシバイキン(むし歯菌のこと)は、毎日毎日こんな甘いおやつばっかり食べていても、むし歯にならないのかなあ。
ぼくもムシバイキンになりたいなあ
・・・”
☆ムシバラス人形を見て
 ”お母さん!!このムシバイキンの歯むし歯になってるよ!おやつ食べ過ぎたの?でも・・・このむし歯誰に治してもらうの?”
☆仕上げ磨きをしている時のこと  ”お母さん、そんな怖い顔して歯磨きしとったら、ムシバイキンかくれんぼして出てこないよーだ!!”(すみません・・・思わず謝ってしまいました。)
また別の日に・・・”そんな怖い顔しとったら、ハミガキマンムシバイキンやっつけられへんやろ!!”と叱られました。
(大、大反省・・・スマイルで・・・といつもはお母さん方に話しているのに、自分の子となると難しいと実感でした。)
☆歯科医院でのこと
”先生とこのいすってそうじきさんや、シャワーがついとってええなあ。ぼくもこんなんほしいなあ。”
☆シングルの頃のお話編
”知らないことって悲しいことね。
もっと早くにあなたに会っていたら、私の歯こんなにならずにすんだのに・・・(中度のPの方でした)
でも、今からは、残っている歯のために、そして私自身のために健康な生活を心がけて、歯磨きもがんばるわ”といっていただいたこと。
自分の技術不足・知識不足・・・などで、Pの患者さんを受け持つのが苦痛になってきていた時だったので、私自身が逆に勇気づけられました。
 社会人になってから初めて、保育所で親子歯磨き教室を行った時のことです。
終わった後、1人の子どもさんとお母さんがこちらに来られ、”今までほったらかしにしていましたが、子どもの歯も大切なんだということがわかりました。
早速、歯医者さんに連れて行きます。
歯磨きもがんばります。
”といっていただいたこと。
子どもさんも、”歯医者さんに行く”と約束してくれました。
 また後日、”歯医者さんに行く子が増えました。
お昼の後の歯磨きがんばっています。
”といううれしい声を保育所の先生方からいただいたこと。
最初就職した医院でいろいろあってDHをやめようとしました。
でもやっぱりDHの仕事が好きでもう一度と思い、別の医院に勤めながら在宅衛生士としての活動をはじめた頃だったので、本当にうれしくて今も在宅衛生士をしている私があります。
☆週に1,2回いっている特別養護老人ホームでのこと”やっぱり磨いてもろたら気持ちええなあ。
すっきりするわ”といつも言ってくださる痴呆症のHさん。
拒否をされたり、暴言を吐かれる方もありますので、本当にうれしいです。
大井麻子

1) 半年ごとの定期検診に欠かさず来院される60歳の主婦Sさん。
部分的に歯槽膿漏が進行中。
DH「Sさんはとても頑張って歯磨きされているから、一見歯茎は腫れずにまるで健康っぽく見えますが、実は深〜い溝があるんですよ!」
Sさん「それって…夫婦関係みたいね…」
2) 40歳男性Uさん。
歯石除去にすぐ来たがって下さる定期検診の患者さん。
チェアーに横になるとすぐUさん「ここに座るだけで癒される♪」
…この一言で“痛い思いをさせられない!”と全身の神経が緊張状態!
3) 55歳主婦Aさん。
リコールで来院。
Aさん「朝一番に砂糖を取ると、頭に良いって言うでしょ?だから私、キシリトールガム噛んでるの♪」
…一瞬“それでいいか!”と惑わされる一言でした…。
毛利和恵
永久歯との生えかわりが始まり、前歯が“歯なし”になった娘。
“ずぼらな母”に代わって、毎朝、夕食用にお米を洗って炊飯器にセットしてくれます。
ある夜、ご飯を食べると、いつもに比べ柔らかめ。
「あれ?」と思い、娘に「お水入れるの間違えた?」と聞くと、「だって歯がないから柔らかいご飯の方がいいねん。」ですって。
「ウッ・・・ごめんね。」
娘の成長に感心しつつも、我が子の“歯の悩み”に気づいてやれなかったことに大きく反省させられた一言でした。
関口久美子

今日はぴちゃんの来院日。
いつも治療が始まる前に「先生あのね、あのね…と泣きじゃくりながら話かけてきます。」
「なあに、お話聞くから話してごらん。」と衛生士が話しかけるとちょっと安心した様子。
「そろそろ虫歯退治するよ」と声をかけると「先生いっぱいお話聞いてくれるっていったじゃない」「先生のうそつき!!」と言われてしまいました。
しかし、なんとかガンバッテ治療は終わり、あれからぴちゃんも今では、中学2年生!マハちゃんは3歳の女の子!今日は少々心配な表情。
衛生士があいさつすると「今日は何するの?」
「銀歯をいれるよ」「銀歯入っている?」と衛生士に質問、衛生士はマスクをはずし、口の中を見せると「お姉さんの口紅へんな色、お母さんの方が素敵!」ついでに3歳のチビッコから「何か小さいネ」と、銀歯は上手に入りました。
和気由美
*幼児歯科健診でのこと
”うちの子はフッ素は塗りません。”と言うおかあさんがいました。
”フッ素を塗らなくてもむし歯予防はできますよ”と答えると、”以前いた町の歯科衛生士さんから、「だから、養護教諭は困る。
そんな人がいるから、むし歯が減らない」とさんざん言われた。
今日は言われないからうれしい”と涙ぐんでいました。
 私たちはつい行政や数字のための仕事をしてしまうことないだろうか。
*成人歯科指導でのこと 総義歯の50代の奥さんでした。
”夜は、はずしてくださいね”と指導すると、”入れ歯をはずしたくちゃくちゃの顔を夫に見せたくない”と言われました。
 すてきー。
正直にそう思いました。
*母乳がなかなか離せないおかあさん  ”もう離したら”と言うと、”子供を泣かせるな!うるさい!と夫から言われ、夫婦仲が悪くなりそう”と真剣に答えたおかあさん。
そんなことで仲が悪くなるの?と思ったけど、いろんなパターンありです。
古田千夏

*おじいさんとお孫さんが一緒に来院し、その日は おじいさんの治療でした。
ユニットの横にすわり、手を握ってお孫さんは「おじいちゃん、痛くない?大丈夫?」とずっと言ってました。
その心配の仕方にかなり感激。
*予約がとてもこんでいて、だいぶおまたせした患者さんのところへいき「お待たせしてすみません」と治療をしようとしたら、「俺はいいから、他のまっているひとのとこに 先に行ってやんな。」とやさしくいわれた。
かなり反省。
三角洋美
おかあさんが治療にきていて、その人の娘さんでいつも一緒にくる女の子が、「ねえーおねえさん、わたしおおきくなったらはいしゃのひとになるんだ」
システムにのせてずーと担当していた同い年の女の患者さんが私がその歯科医院をやめるとき、バラの花たばをもってきてくれて「内田さん(独身の時)が横にいてくれるといつもなぜかほっとしました」
(治療がこわくてつい力が肩にはいるのがわかる患者さんでした顎模型で歯肉をとると乳歯の下に永久歯があるよとわかるものでおかあさんに説明をしていると子供さんが「わあーとうもろこしみたい!!」
(子供の柔軟な発想に驚いたと同時に自分の頭が固くなっていることにきづいた)私の勤めていた歯科医院で子供システムに初めてのせて幼稚園から小学校3年生まで担当した子供のおかあさんと10年以上も年賀状のやりとりしていて(子供さんは今、21歳)その和之君が高校生の終わりの頃こんなに大きくなるとフロスしてないのだろうと思っていたところ「和之もちゃんとフロスしていますよ」と一言書いてあったこと。
沖田佳奈子
むし歯だらけで来院したKさん。
「1日何回歯を磨きますか?」の質問に「え〜〜・・・・3日に1回磨くかな?」とのこと。
「でもこれからは毎日磨きます!」
[そうですか。その言葉に期待してますよ]
現在は1週間に一度歯ブラシを持って来院されています。
久保山 裕子

小学校の保健指導では子ども達から感動するものを沢山もらっています。
子ども達の持っている力はいつも私の予想を上回っていて驚きだし、喜びです。
2年生の教室でブラッシング指導の時「先生、ぼくすごいことわかった!歯ブラシは最初はやさしく当てて、少しづつ力を入れていくと奥まで入っていくよ.」
奥歯のほっぺた側はイーとした口で磨くといいよ。と言うと「あいうえおの順に磨いたらいいよ」などすごい発見の連続です。
三角 洋美

*おかあさんが治療にきていて、その人の娘さんでいつも一緒にくる女の子が、「ねえーおねえさん、わたしおおきくなったらはいしゃのひとになるんだ」
*システムにのせてずーと担当していた同い年の女の患者さんが私がその歯科医院をやめるとき、バラの花たばをもってきてくれて「内田さん(独身の時)が横にいてくれるといつもなぜかほっとしました」
(治療がこわくてつい力が肩にはいるのがわかる患者さんでした
*顎模型で歯肉をとると乳歯の下に永久歯があるよとわかるものでおかあさんに説明をしていると子供さんが「わあーとうもろこしみたい!!」
(子供の柔軟な発想に驚いた
と同時に自分の頭が固くなっていることにきづいた)
*私の勤めていた歯科医院で子供システムに初めてのせて幼稚園から小学校3年生まで担当した子供のおかあさんと10年以上も年賀状のやりとりしていて(子供さんは今、21歳)その和之君が高校生の終わりの頃こんなに大きくなるとフロスしてないのだろうと思っていたところ「和之もちゃんとフロスしていますよ」と一言書いてあったこと。
石川理奈

@歯科医院で治療を嫌がって泣き叫ぶ児に対し、母親が一言。
「言うこと聞かないと先生に注射してもらうよ!」
歯科治療=究極のお仕置き?というイメージを子供に植え付けるのはやめてー
Aフッ素塗布でのこと。
無事塗布が終わり、泣かずに口を開けて頑張ったことを褒めると、明らかに私より年下と思われる母親が「おねえさんにありがとうって」と児に言っていた。
親は料金を払って、児は頑張ったのに、こちらに気を遣っていると感じた。
BBr指導で担当している患者さんの治療がこれからルートプレーニングという時、「先生より○○さん(私)にやってもらいたい」とこっそり言われた。
この時に関わらずBr指導に係る口腔内診査等でもそうだ。話を聞くと患者さんの方が治療受診経験から専門職の役割をよく理解し、感じているようだ。
C私が歯科治療を受けた時、ユニットに寝かされた状態で先生がちょっと席を外したなぁと思ったら、戻ってきた先生のマスクを通してのたばこのニオイに吐きそうになった。
でも、そのことを直接先生に言えなかった自分に腹が立った。
他の患者さんも同じ思いしているんだろうなぁー
森真希子

かなり歯医者嫌いの4才になる女の子。
来院当初は診察室に入る前から既に泣いていてチェアに座ることさえ出来なかった。
最初は塗り絵だけから始まり、次には治療器具の説明と少しずつ慣れてもらってようやく治療まで出来るようになり、最終日に私に一言。
「わたし、大きくなったら歯医者さんのお姉ちゃんになるよ!」とゆびきりをしてきました。スゴクうれしかった。
中村信子

Rちゃんは4才の女の子、『私 ここの歯医者さん好きなんだよ、だって子供用のドリル使ってくれるんだもの』うちの病院は子供にはタ-ビンを使わずマイクロモ-タ-とエキスカで虫歯の治療をしています。
やっぱり子供にとってあの音と水は怖いよね。
本田里恵

幼稚園のケンちゃんに「オレお菓子いっぱい食べて虫歯菌の歯をにしてやるや」と言われた。
小学3年生サトちゃんは、「むし歯がなくなったら、歯医者さんはつぶれるやんか」と心配してくれた。
やげ幼稚園トモクンは、「じいちゃんの歯は、ばあちゃんがアワアワで仕上げるやで」と介護の様子を伝えてくれる。
在宅訪問した時出会ったあのね「きち吉さん入れ歯を夜寝る前に仏壇の前に置かれた九谷焼きの容器に入れる。」
石橋慶子

月に1回の継続管理をしている患者(70)が夫の入院先を毎日見舞うだけで疲れきっていました。
せっかく行くのなら必ず口腔ケアをして差し上げるよう勧めました。
今じゃあ『私が行かなきゃ主人の口がきれいにならなくて寝られないと待ってるんです。
仕方いんですから。』とウキウキ気分で忙しがってる。
ケア用品を紹介したら担当医師や看護師にも自慢している様子。
日課でもあり生き甲斐にもなっているようで元気の素でもある。
顔色も良く、私のグッズ紹介も益々絶好調!
梨木亜希子

あれは、3歳児健診のときのこと。
一緒に来ていたお姉ちゃんと遊んでいたら、こんなことを聞かれました。
「お姉ちゃんは何年生?」
いきなり聞かれた私は、言葉に詰まってしまいました・・・
小前みどり3歳児歯科健診終了後の歯科衛生士指導コーナーでの場面DH「本日の歯科健診結果ですが、お子さんの歯に6本のむし歯があったようです.
お母さんは、ご存じでしたか?」
母「いいえ。
気がつきませんでした。
うちの子のむし歯が、誰かに迷惑かけているんですか。」
福井有紀

*中学校に指導で行ったとき、始まる前には「歯の話なんかしんどいやん!そんなんきかなあかんの」といっていたちょっとだけ不良してる子が、授業の後のアンケートに「思ってたより楽しかった、おいしかった、きれいになった!」と書いてくれたとき感動しました。
中磯幸

*幼児発達相談での出来事。
相談の待ち時間のあいだに「お姉ちゃんの顔書いたげる!と言って画用紙いっぱいにかわいい似顔絵を書いてくれたこと。
なによりも“お姉ちゃん”と言ってくれたことがうれしかった。
*小学2年生ぐらいの女の子で歯の治療が始まった瞬間、診療の補助についていた私の手をぎゅっと握り締めてきた時。
就職したてのころで、まだ何もわからない私でも必要とされているんだな。
小田仁美
嬉しくなった一言
・PMTCをした後、患者さんに「ここで磨いてもらうのが1番気持ちがいい」と言われた時。
・何年も来院されていなかった患者さんが久しぶりに来院された時「また、あなたに見てもらえてよかった」と言われた時。
ドキッとした一言
・PMTCの後Drが患者さんに「どうですか?」と聞いた時に、患者さんが笑いながら「また、彼女(私)に磨き方怒られちゃったよ」と言われた時。
高岡泰世
 矯正治療が終わった後、「はい今日は終わり」というと、いつも無愛想でしゃべらなかった小学生の男の子が、「あれ、今日はクルクルの、歯がつるつるになるやつはしてくれんノン?」とPMTCの事を聞いてきました。
この一言がきっかけで、PMTCが好きだということが分かり、いろんな話が出来て、コミュニケーションがとれました。
矢野智香
*先生 あのね。
某会社の社長さんが大きな声で一言、「先生」わしの歯は何歳なったら全部ぬけるのですか?と真面目な顔して聞かれたときは、スタッフ全員目が点になった。
*先生 あのね。
治療中に泣いてオシッコ漏らした子供が一言いい訳。
お水が体にかかったよ〜。
だって。
爆笑。
*先生 あのね。
治療中じ〜っと瞬きもせず先生の目をみていた子供が一言。
先生って外人???
なんで〜。
だって先生の目ブルーだもん。
その時私はブルーのコンタクトしてました。
*先生 あのね。
歯の治療が終わったら新幹線乗りに行くの。
ワ〜。
すごいね。
小倉まで行くの? ちがうよ〜。
デパートの屋上の100円新幹線だよ〜。
マジうけしてコケました。
*先生 あのね。
歯医者に来るのはもう今日で終わりにしてね。
どうして?「まだお口の中にはバイキンマンがいっぱいいるよ」だって〜。
もう歯医者あきちゃったよ。
若木美智代
むし歯だらけの○○君、歯医者に行っても治療が出来ず泣くばかり、しばらくして○○君に会った時、にこにこして「ここ見て!歯が銀になったよー」って言ってくれた。
武井典子
6年生の歯と口のライフスキル教育終了後。
先生、今日みたいに考える授業は始めて。
算数より考えたよ!考えることって楽しんだね。 八木理恵
全部の歯にブラケットがついている矯正治療中のある女の子は、いつも上手にブラッシングして来院しています。
染め出しをして、チェックをしても、問題なかったので「とても綺麗に磨けているね。
上手だね」と、言ったのですが、その女の子はイマイチな顔をしていました。
どうしたのかなと思っていると、「装置の隙間が赤い・・・」とのこと。
矯正装置の小さな溝にすこーし赤いところがあったのが残念だったようです。
こちらからすれば、「OKなのに・・・」、念入りに磨いているから少しでも許せなかったんだなあと思いました。
加賀宇清美
ある町の3歳児検診にて
「私が」おやつはどうしてますか?と聞くと
「お母さんが」私のところでは2回、10時と3時そして手作りのおやつ、甘い物は一切食べさせていません。
と、おっしゃるのですが、この前歯の虫歯は?
「私が」ジュースは飲んでいませんか。と、聞くと「お母さんが」水分補給には、スポーツ飲料を飲ませているとの事。
原美恵子
・いつもは治療で来るAちゃんは、お母さんの付き添いで、来たときの事、その手にはおいしそうなチョコを持っていたので、そのチョコちょうだいというと「お姉さん!チョコ食べると虫歯になるからやめた方がいいよ!」4才のAちゃんに言われドキッとした。
・以前努めていた医院で、数回しかあったことのない患者さんと数年ぶりの再会で「あなたとは前に会ったね〜。
覚えてるよ〜。」と言われ、嬉しかった。
・年末にスケーリングした時、口の大掃除ありがとう「あ〜スッキリした。これで良い正月が迎えられるわ〜。」と喜んでもらえ、嬉しかった。
・卒業したての春、二十才にもかかわらず、小学生の女の子に「ねえねえ〜おばちゃん」と普通に言われ年の差を感じた。
駒井由美
うら若き学生の頃、院内実習でのある日、治療が終わった4,5歳の女の子に「がんばったね」と褒めることしかできなかった私。
その女の子は待合室から私を指さし、「ママ、私大きくなったら、あのお姉ちゃんみたいになる!」と、言ってくれました。
何も出来ず、ただ立ちつくすだけで落ち込んでいただけに、めっちゃ、うれしかったですね。
富永典子
@ 某生協で買物中・・
某市で「楽しくやせる教室」を担当していた頃の話です。
その年の教室が終ったある日の夕方、勤務が終わり、某生協で夕食のおかずを買っていました。
「先生〜、ちょっと!」
聞き慣れない「先生」という言葉に「私のことではないな」と知らんふりしてたら、また「先生〜」。
ふと振り返ると見覚えのあるご婦人でした。そう「楽しくやせる教室」の参加者だったのです。
某生協内にあるクリーニング店でアルバイトしてました。
「先生、歩くとき、腰がそってるよ〜。
 年とったら、股関節が開いちゃうよ」
保健婦になって2年目くらいの時かな?
初の「先生」という言葉にもびっくりでしたが、「腰がそってる」という教えにもびっくり。
私はお腹をつき出し歩くクセがあることをその時に初めて知りました。
以来、電車を待つ時、歩く時は、お腹の出&腰のそりに気をつけてます。
姿勢を直すだけで「腰痛」は治る、ということも身をもって知ったのでした。
A 糖尿病予防教室にて
 「先生、SEXってどのくらいエネルギーを使う?」
8年ほど前の「糖尿病予防教室」に参加中の中年男性から突然尋ねられ、頭の中が真っ白になりました。
時折、ニヤケ顔で冗談を言う方なので、冗談なのか、真剣なのか、判断できず、そのまま担当医師に答えをゆだねました。
B ある個別面談にて
 「先生、自分はうつ病なんです」
ある会社で被保険者全員と個別面談していたとき、部屋に入ってきた男性は、私の顔を見るなりそう言いました。
椅子に腰かける前の「挨拶」のように、とても自然に・・。
思わず私は、「何も尋ねていないうちに、自分から先に話してくる ことに驚きました」と正直に話したら、「いや、先生だから、先に正直に言っていいかと思って」 と答えてきました。
医療者として信頼と期待とを抱いていただいているんだ、と責任を感じ、それに応えられる保健師になれるよう、がんばらなきゃ、と思いました。
C つぶやき
「先生」は慣れないですぅ〜。
「それって誰?」と一過性の記憶喪失になるので、なるべくそう呼ばないで、とお願いしたことがありました。
多田京子
*TVでおなじみの「ピカピカの1年生」というCMが流れると、いつも思い出します。
長女(現在高1)が入学するときにも、「ピカピカの1年生」のCMを見たあと、鏡を見ながら、「ピカピカの1年生って言うてるけど、有里、ピカピカしてないで。」
*「昨日のおかず何やった?」と学校で聞かれた娘が、「う〜ん(しばらく考えて) チンピラ!」何、食ってねん?(ホントはキンピラでした。)
*「有里ちゃんのほっぺ、すべすべで気持ちええなぁ。」と子供のほっぺに触ってると、「お母さんもブタマンみたいにフカフカやで」(ありがとう・・・褒めてくれて(T_T) 娘と手をつないでて、「美佳ちゃんの手やわらかいね」と言うと、「お母さんも。ほら、プニョプニョして。」
(そこは、二の腕やっちゅうねん!)
*なかなかオネショが治らない長男。
「まあくん、何才までおむつするん」と聞くと、5歳と答えていた。5歳の誕生日を迎えても、毎晩おむつを当てる・・・
「何才まで、おむつする?」と聞くと、「そやなぁ・・・18歳!」(そりゃ、怪しいで!)
中條珠代
ばあば あのね歯磨きを嫌がる、2歳前の孫。
目の前で婆が指歯ブラシをして見せた。
孫、歯を出して磨かせてくれ、「ばあば みて」小さい指で、きゅっきゅ。
押川由美子
・5歳の息子を歯科医院に連れて行くといつも終了後に「がんばったからご褒美にキャラクターシールを手にはってあげようね。」といってくださいます。
多くの子供さんは大喜びなのになぜか息子は「いらない。」と逃げ出していました。
受け取らない息子を先生が冗談ぽく追いかけてみたり。
恥ずかしがりなので遠慮してるのかなとおもっていたのですが、あるとき「ててがべたべたしてやなのにいつもはるからもういきたくないの。」とうちあけてくれました。
先生につたえましたら、きちんとカルテに記入していただき心使いに感謝。悩みがはれて息子もにこにこ。
確認することの大切さを改めて反省しました。
・3歳児健診のとき、「お口を大きくあけててね。がんばれるかなア?」とこえかけしたら、「だいじょうぶです。
僕、おとこですから。」とたくましく答えてくれた未来のキムタクくん。ごめんね。子ども扱いにして^−^。
牛尾さや香
・私は、小学校で歯みがき指導に力をそそぐ養護教諭
。 ある日、通院している歯医者で小学校の子どもとばったり。
「先生も虫歯なんだ〜。」そうです、私は虫歯の痛みの分かる養護教諭なのです。
・「歯が抜けた〜!」とはじめて乳歯が抜けたことに驚きと恐怖で泣いている。
「おめでとう!下の歯だから屋根にほおりなげると、元気な大人の歯がはえてくるよ!」と喜んでやると、けろっと泣きやみ抜けた歯を一緒に観察。
「すっごい虫歯やなあ」ってもう他人ごとのよう・・・
越智幸子
もう20年あまり前の話です。
小学校で染め出しテストを各学級でして貰っていました。
新採のバンカラな男子教員。自分の歯磨きもそんなに気にしているふうではありません。
何で俺がこんな指導を……と始めましたが。
何度染め直しいくら磨きなおしても赤く染まる子供たちの口を見ていた彼。
こんな汚い奴らに給食の世話をさせていたのかと怒り狂い以後の歯磨き指導は懇切丁寧で完璧でした。
その彼もそろそろ管理職です。
住田百合香
『前ねえ、飼っている犬がかぜひいてねえ。くすりのませたらなおったよ。』
「それって、犬用のくすり?」
『「ううん!人間用のだった。」
「それで、大丈夫だった?」
『元気になったよ。』
なんだか、危険な会話ですが、動物には動物のお薬があるんですよね。
『歯から血が出た。』と言ってきたのは1年生。
それは、歯じゃなくて歯ぐきでしょう。
歯が生えかわりそうでぐらぐらしていました。
頭やお腹が痛いとき、どんなふうに痛いのか、表現するのって難しいですよね。
先日、腹痛を上手に表現した子がいました。
『はけない(はいらない)スカートをぎゅーって無理矢理はいた感じ。』
「うまい」と感心しました。
おさかな天国の歌を掲示していたら、『さよりちゃんって女の子かと思った』とか『えー、すずき君もさかななの?』とびっくりする子どもたち。
最近売っているのは切り身が多く、スーパーに行ったらそのままの形はサンマとかにだけでした。
どこで、勉強するんだ?子どもたちにとって、歯医者さんはやっぱり怖い?歯の検査で、1年生は(保育所で経験しているはずなのに)終わった友だちに『ねえ、痛かった?』と聞いている。
『ぜんぜん!痛くないよ。』
『ほんと? あーよかった。』と、ほっ。
1年生が手に包んで差し出したのは、メジロでした。
手にのせてみると、もう死んでしまっているようです。
少しぬくもりがあるのは、1年生の手のぬくもりでしょうか。
「残念だけど死んでるみたいだよ。」
『そう思って、うめようとしたらピクッと動いたから。』
「じゃあ、様子をみようね。」と預かったのですがやはり死んでいました。
放課後、お墓を作ってくれました。手も心も温かいね。
元気な子どもたちは、体温計なんてめったに使わないでしょうか。
「自分ではさめる?」
『うん、できる。』
しかし、いつまでたってもピピッとならない。
「ならないねえ」とみてみると、体温計の先っぽが脇の下を通り越して背中の方に出ています。
『わあ、わからんかったわあ。』と子どもは大笑い。
『けがした人がおるー。』と言う声に、外に行ってみると、女の子たちがやさしいー。
けがした男の子の手を引いて歩こうとしたら、『ゆっくり歩けばいいよ。』とか、『風が吹いていたいでしょう。』とか。
「みんなやさしいねえ」というと『だって、友だちだもん。
友だちがけがしとるだよ。』だって。そうだねえ。目になわとびが当たった、と来た子どもの目は充血していてちょっと心配。
「目がぼやけたり、2重に見えたりしない?」ときくと『もとからです。』
わかります?もとから視力が低くてぼやけてるんだって。きき方が悪かったね。
ある日の午後、机の上に、トイレットペーパーに包まれたものが置いてあった。
「なになに?」とみると、【先生へ、ゆきより】と書いてある。
それもトイレットペーパーに!
おそるおそるさわってみるとやわらかい。
そっと開くと、やっとでましたって感じのつくしんぼでした。
春のような暖かい日でした。
ありがとう。
散髪をして髪が短くなった2日後、『頭が寒くてかぜひきました。』とやってきた男の子。
熱があり迎えに来てもらったら、お父さんが、「どうも、髪切ったらかぜひいたみたいで。」と、おっしゃる。
本当に寒かったようです。
『気持ちが悪い』と2年生の女の子が休んでいるところに6年生の男の子たちがやってきました。
『先生。この子、気分がめされないそうです。』と、女の子の前で踊ったり、お話ししたりして、盛り上げてくれました。
笑い出した女の子を見て、6年生は『気分がめされたみたいです。』だって。
…なんだか、お姫様の機嫌をとっているけらいみたいでした。
『けが人連れてきました。熱があるみたいです。』
付き添ってきた人の言葉がなんだかヘン。

「それは、けが人じゃなくて病人っていうのよ。」 『ああ、まちがえた。』
喘息でせきが止まらなくなったお友だちについて来て、心配そうにしていたのですが、お水を飲んで少しよくなったのを見て、『いい顔になってきたねえ。』って。
なんだか、にっこりになりました。
『ねえねえ、ぼくの机のここがこわれたあ。』
こことは、机の天板のこと。
「担任の先生に言って、なおしてもらおうよ。」
『もうなおらんもん。』と、ぐずぐず。
保健の先生は、何でも直せると思ってる?
『先生、目薬入れてください。』
「自分で、やろうよ。」
『自分でやると、口の中にはいる。』らしい。
よくよく考えると、一生懸命で口まで開けちゃうんだ。
練習しようね。
きっとできるように成るからね。
咳に誘発されて、給食の後、吐いてしまった友だちがいました。
それを見て、冷静に分析したひとがいます。
『よくかんで食べていますね。こなごなです。』と。
風邪をひいて鼻がつまると、口で息をします。すると、唇が乾いてかさかさになって唇のまわりも痛くなります。
『先生、口が痛くてあくびができません。』
今、授業中ですよ。
歯が痛くて、ほっぺたをおさえてやってきた子に、「歯医者さんに行かないと、なおらないよ。」というと、ほっぺをおさえたまま、『寝たら、体も寝るから歯も痛くないかもしれん。』と、答えてくれた。
うーん、そうかも知れないと一瞬思ったけれど、やっぱり違うよね。ひざっこぞうのいぼを、『痛くないけどね、取ってもまたはえてくるの。』と教えてくれました。
「ふーん、いぼってはえるんだあ。」
友だちに、『あごから、血がでとる。』と言われ、鏡を見てびっくりしてやってきた。
しかし、よーく見ると、ケチャップでした。しっかり歯みがきして、ついでに、顔も洗おう。
学校では、いろいろなことが起こります。
おもらししたり、池に落ちたり、水たまりで転んだり。
ある日、1年生の女の子がパンツを借りに来たのですが、あいにくサイズがなくちょっと大きめのものを貸しました。すると、『今度、1年生用のパンツかっといてね。』って。はいはい、用意しておきますよ。
素足で遊んでいて、足の裏をけがしたこの手当をしているとき、『痛かったあ。
足がどきどきした。心臓が足にもあるみたい。』
「うんうん、心臓のどきどきといっしょだね。」
伊藤小百合
・保健室で「むしばの進み方」の掲示物を見ていて、「先生、これって梅干かー。ドッカンむし歯になると梅干ができちゃうかー。」と。
梅干に見えたその正体とは、歯が溶かされてしまって、歯肉が丸見えになっていたのです。
(掲示物:ドッカンむし歯)・(歯のこととは直接は関係ないですが)保健室にきていた子どもが私に話しかけてきました。
「なーなー、お母さん・・・・あっ、間違えた。」ついつい、私のことをお母さんと呼んでしまったようです。
まあ、それだけリラックスしているということかな、とほのぼのした気持ちになりました。
佛坂浩子
時々「しんどい」といって保健室にやってくるゆきちゃん。
「せんせいのたんじょうびはずっとおぼえています。」というメッセージと一緒にかわいいシールが封筒の中に入っていました。
山根顕子
歯科校医の先生に”歯の話”をしてもらったときのこと(児童の感想より)

<歯垢を顕微鏡で見た> ・いっぱい虫みたいなものがついていてビックリしました。
ぼくの歯にも虫がついていたのは知っていたけど300以上いるのは、すごかったです。
・ぼくの歯をみてみると、とてもきたないと思って気持ち悪かったです。
・私の歯垢は、動いていなかったのでビックリしました。
でも、歯みがきをしても菌が落ちない(口の中の菌を0にすることはできない)と聞いてこれまたビックリしました。
今日の話の中で、口をつまんで鼻で息をすると集中できると聞いてテストの前にやったら100点がとれたのですごいと思いました。
・プラークは、みみずのように短いんだね。ものすごく小さいんだね。

<おやつのはなしを聞いて> ・むし歯のこわさを知りました。
私は、最近チョコを食べたら歯がいたくなったので気をつけたいです。
・わたしは、きのうチョコを15こほど食べてしまいました。
・先生は、バレンタインデーにもらったチョコレートは食べているんですか。
・砂糖を食べ過ぎたら、むし歯菌がもっと元気になるんだね。
<よくかんで食べると良いことがいっぱいあるよ>
・よく物をかんで食べると、頭が良くなるし、美男美女になるんだね。
<歯周病でぬいた歯を見ました>
・歯周病でぬいた歯を見たよ。あんな歯にならないために、しっかり歯をみがきます。
成瀬真澄
むし歯予防のポスターを描いていたI君、「こんな歯だったらいいなー」と言いながらジョーズとねずみの間にピカピカのI君を描いていました。
ジョーズもねずみも歯磨きをしなくても歯が丈夫だからですって。
横山久美子
歯を酢に漬ける実験をしたところ、「先生、あのね。
僕、酸っぱいものが好きなの。
歯がとけるのかな?」と聞かれ、わかやすく説明することができませんでした。
津田美和子
・ある日、患者さんとスーパーで出会っても、知らんぷり・・・「先生の顔、マスク取ったら、別人みたい?」
みなさん、診察室では、マスクを取ってにっこり、ハンサム笑顔であいさつしましょ!
・大人になって、再来院の一言。
「待合室に置いてあった、ブラックジャックの本だけが楽しみでしたわ」子どもを引きつけていたのは、これだ〜け?
寺岡典子
・料理教室を楽しみにしていた子どもが、会場に入って一言。
「(キッチンに)背がとどかないよ!」
・ (食べた物の聞取り調査で)突撃!おとといの晩ご飯。何食べた?「うーん。
お鍋。
ご飯と・・・?何が入ってたか(食品まで)覚えてないよ」
山下奈美紀
TBIのあと  よっしゃこれでわかった縁下歯石がたくさんついています と言うと今まで歯石とるの、半分けちっとったんやな
  福崎美保
三歳児健診で希望者にフッ素塗布を行っていたところ,あるお母さんが「うちの子もフッ素加工していただけますか?」と言ってこられた。
車じゃないのに…
松尾 恵理子
元気くんという人形を使って、パン1コ食べた時と半分食べた時の活動の違いを知る、という栄養指導をしました。
「あんなに動ける力がちがうなんて知らなかった。」
「これまで半分しか食べていなかったけど、これからはがんばって全部食べるよ。」などの感想カードを読みながら、よかった、伝わったとほっとしていたら、T君「元気くん、食べてすぐ運動したらおなか痛くなるよ。
ちょっと休けいしてからのほうがいいんじゃない?」・・・お返事でフォローしておきました。
山根 紗織 シーラントの治療で子供に「今日も虫歯にならないお薬を塗ろうね。」と話したところ、子供曰く「またすっぱいお薬ー」と言われた時。
そうです、防湿不充分でエッチングの味がしていた様です。
北村 忠丈
治療が終わっても、いつも受付でスタッフとおしゃべりをしてなかなか帰らない8歳の女の子。
よく話を聞いてみると、母子家庭でお母さんが遅くまで仕事をしているため、家に帰っても一人ぼっちだということでした。
ですから、雨が降ってもカッパを着て自転車でやってきます。
河野秀樹
「わたしも、大きくなったら歯医者さんになる!」
稲葉幸二
オバちゃん編(その1)
すごく恐がりのオバちゃん。
上あごの中に嚢胞(膿みの袋)があり、ときどき化膿しては来院する。
あまりに頻繁になってきたので、大学病院で手術することを勧めるがあまり気がすすまない様子。
何度も説得するうち、先生がついて来てくれるならと言うので付き添ってオペすることに。
*オペ室で。 嚢胞が大きかったので全身麻酔でのオペとなる。
すごく不安がってたので直前までベッドのかたわらで声をかけてやる。
そろそろ麻酔が効き始めたと思われる頃、薄れていく意識の中で私の手をシッカリにぎり、
「先生、あのー・・・
あ・と・は・頼みます〜ぅ、ぅ、ぅ、・・・・」
オバちゃん編(その2)
初診できた、ちょっとボケが入ってるおばあちゃん。
作ってもらった入れ歯の調子が悪いとブツブツ言う。
うちで作った入れ歯じゃないんだけど、と思いながらも義歯の調整をする。
結構時間かかって治療が終了。
最後に、おばあちゃん、
「あのー、先生、ここはM歯科(近所の歯医者)じゃなかったんかな?」
●「内部告発!?」
次から次に虫歯を作ってくるお母さんに、「どうしてすぐ虫歯になるんでしょうねえ」と聞くと、
お母さんいわく、「歯磨きもするし、お菓子も食べないんですよ。
自分でもわかりません。」
待合室でその会話を聞いてたらしい幼稚園児の娘。
お母さんの治療後、診療室に入ってくるや私の耳元で、「先生あのね、ママ私のいないときに、こっそりチョコ食べてるんだよ。」
後日、母親の診療時、「お母さんチョコレートばかり食べてちゃ虫歯になりますよ。」と言うと、
母親「えっ!」と驚きながら、「わたしお菓子は食べないけれど、チョコだけは食べるんです。」
「・・・???」
●「ラブレター?」
小学生になったばかりのMちゃん、チェアーに座るなり「先生、これあげる。」と言って渡してくれたお手紙。
(添付)
「先生お元気ですか?わたしは元気です。
先生はいつもいそがしいですか。
わたしはあまりいそがしくありません。
先生がんばってください。」
よし、頑張るぞーっ。
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