第36回 公衆歯科衛生研究会(通称:ネコの会)のお知らせ




   **今年のテーマ 「なぞかけ大会」**


2019年(平成最後のネコの会)のテーマ



「なぞかけ大会」



今回のグループワークは「○○と掛けて△△と解く。その心は・・。」という「なぞかけ大会」です。 これで日頃から頭の体操をしておくと,ウイットの効いた話が上手になります。今年は,これをネタにグループワークを進めます。
そのため今回は,特別にそのコツを伝授いたしましょう。 まず誰でも知っている事件や記事を利用します。できれば悪者が,使いやすいようです。 最近だったら,平昌冬季オリンピック・大型台風・ノーベル賞・日産自動車・豊洲市場・大阪万博・アメフト部・不正入試等ですね。

例えば・・。

*「日産のゴーン会長と掛けて,乳幼児期のジュースと解く・・ その心は 一度味を知ったらやめられない」

*「日本の景気と掛けて 根管治療と解く ・・・その心は 先が見えない」

*「哨戒機レーダー照射問題と掛けて,開口器をつけた患者さんと解く・・ その心は 開いた口がふさがらない」

とこんな調子です。


これを「歯科ネタ」にしてみましょう。 そのコツは,口の中の悪者,たとえば,歯垢・むし歯・歯周疾患・出血に置き換えます。これを「ひとひねり」すれば,ハイ!できあがりです。



例えば・・・

*「歯周病と掛けて ドラえもんと解く ・・・その心は ポケットが気になる」

*「患者さんの歯と掛けて,〇〇の髪と解く ・・・その心は どちらも長い友達であって欲しい」

*「吹雪のスキー場と掛けて 歯周病と解く・・・ その心は 歯がガタガタ」

*「歯肉炎と掛けて 家計簿と解く・・・その心は 赤くなったら要注意」

*「歯磨きと掛けて カーリングと解く・・・ その心は ブラシの動かし方が決めてです」


・・ということで,今年の宿題は「なぞかけ」です。
お題は「歯」・「口」・「健康」・「食」・「笑い」・「噛む」・「口呼吸」・「あいうべ体操」・「長寿」に関するものです。 なお,申し込みは宿題を記入しないと進めないようになっています。ご注意を・・・
司会 腹話術師 柳井篤子先生




**リレー講演**

1.「ガッテン蔵出し放出シリーズ
A 転んだブ●のタマゴ 〜Back to Tameshite 調理編〜」
*****特別ゲスト1:元 NHKためしてガッテン 担当 北折 一先生

★これまでの経験上、「プレゼン技法について語ると、僕の後の出番の人がやりにくくなっちゃう」という弊害を避けられない様子。なので、「ガッテンではこう語りました。なぜならば…。」 を語ることによって、「伝わる伝え方」の考え方の幅を広げていただこう、という趣旨です。 同時に、死蔵されている過去の名番組の手法を懐かしんでもいただける、「ネコの会ならではのお得なシリーズ」に育て上げたいと思います。そこで今回の第2弾は、「調理編」をご披露する予定で〜〜〜す!!

「北折,NHK辞めたってよ・・(北折 一 ブログ)」

2.『子どもを台所に立たせて何が育つのか』
*****特別ゲスト2:香川県 オフィス弁当の日 代表 竹下和男先生

ここをクリック→弁当の日応援プロジェクト 


3.「人は口からダメになる、しかし人は口から再生する 〜健康長寿を目指して〜ピロピロの活用」
***群馬県 利根歯科診療所 中澤桂一郎先生 

ここをクリック→ストロングピロピロ みらいクリニックHpより

4.「どんな方でも幸せに暮らせる街を求めて」
*****大阪市 わたなべ往診歯科 渡邉 充春先生

ここをクリック→大阪市 わたなべ往診歯科 


5. 〜輝く小児歯科の未来!〜
「本気で虫歯を減らそうとしたバカな歯科医師がたどり着いた居場所!」
***** 奈良県 さわやか歯科  吉田美香先生

ここをクリック→(動画)歯からみつけるネグレクト NHK大阪放送局ブログ2018/11/30 


6.-震災・命の授業・命の一本桜プロジェクト報告-
「芸術を通じた社会貢献活動〜子ども達と共に〜」
*****神戸市 アトリエ太陽の子 中嶋洋子先生先生

(特別企画:阪神淡路大震災を経験していない子ども達の震災絵画 **昼食時 別室で展示予定 )
ここをクリック→(動画)「あの日を胸に」 阪神・淡路大震災から23年 

ここをクリック→「死を考えることが生きることを強くする。」 

ここをクリック→すごいすと取材記 兵庫県 アトリエ太陽の子


7.「 世界ふしぎ発見!フィリピン編 
〜ターシャの島の人々の食と健康のミステリー〜」
*****兵庫県立大学 栄養教育学研究室 教授 永井成美先生

ここをクリック→永井成美先生 著作集 
ここをクリック→兵庫県立大学栄養教育学研究室へようこそ 


8.「リズムと遊びと暮らしで育つこどもの実践から見えた事」
*****長崎市 菜の花こども園 園長 石木尚子先生

ここをクリック→菜の花こども園 
ここをクリック→私は、こんなに「ひと」に真剣な保育のプロたちがいることを知らなかった。
ここをクリック→「斎藤公子の保育」を実践するこども園での口腔機能獲得 −お口育てへのアプローチ−(池田靖子先生)小児歯科臨床2017-5 


9.「学べる器を作る健口食育」(予定)
*****佐世保市 広田小学校 福田泰三先生

ここをクリック→西日本新聞 食卓の向こう側
ここをクリック→学校の学びを家庭に返す「みそ汁の日」 - JA 全中


10.「替え歌コーナー」
*****岐阜市 稲葉歯科 稲葉幸二先生 +奈良はやし小児歯科 林 昌司先生

ここをクリック→どーしてわたしにはムシバがないの 
ここをクリック→はやし小児歯科 


11.「サインダンス 出会いからきずなへ」
******大阪府 ハッピーフラワー

12.「動物園の動物達も高齢化」(時間調整)
***** 国立モンゴル医学科学大学 岡崎好秀先生

 




特別講演1

「動物と向き合うことで 人として生きる ことを考える」 

福岡県 大牟田市動物園 

  園長 椎原春一先生





★動物園はいろいろな野生動物を「種」として見て楽しむ場所として利用されてきました。 しかし、動物たちも人と同じように、喜び、苦しみ、他者との関係性を感じる情動や感情を持ち、学習し選択を繰り返し生きている「個」としての主観をもつ存在であることが、最近の科学研究でわかってきました。 動物を異なる「種」として扱うだけでなく、異なる「個」として向き合うことの重要性が増してきています。

これからの動物園は、異なる他者(個々の動物)に対する配慮ある行動が求められています。 大牟田市動物園はコンセプトを「動物福祉を伝える動物園」としました。 福祉の目標は個の生活の質を生涯にわたり向上していくことです。 職員は動物の栄養、健康、環境、行動、精神(感情)の側面から「個(動物)」と「個(職員)」としての向き合い、動物の生活の質の向上をめざしています。 また、動物達の生活と、個々の職員による動物の生活改善に対する取り組み、向き合う姿勢を、来園された方々に見て頂けるように発信することで、動物福祉を伝えています。 人は動物や自然を利用することで進化してきた動物です。しかし、近年その過度な利用から地球上の様々な生態系のバランスを崩してきています。 結果として、多くの動物種を絶滅させているだけでなく、人類全体の存続も危うくなっています。それは今までの人類の発展に矛盾があることを示しています。 動物園も人の為に動物を利用する施設であり、同様な矛盾を抱えています。

私達の抱えている矛盾を来園者に対して「矛盾があること、そして、その矛盾に対して私達はどう立ち向かっていくのか」をきちんと見える形で表現することで、 来園された方々にその「矛盾」を知り、感じ、考えてもらう機会を提供することも動物園として重要な任務だと思っています。 なぜなら、矛盾を認識することで「現状を脱したい、課題を解決したい」という動機づけが生まれると思うからです。


福岡の「閑散だった動物園」が復活できた理由
「大牟田市動物園」が教えてくれる本当の幸せ

福岡県の最南端、かつては炭鉱のまちとして栄えた大牟田市。経営難から一時は閉園の危機にあった「大牟田市動物園」が今、全国的に注目を集めている。 キーワードは「動物たちの幸せ」。動物もスタッフもイキイキしていると評判だ。 大牟田市動物園は戦前の1941年に開園した。市民に愛され、来園者数は92年度に40万人を超えたが、2004年度には13万人台まで減少。 市が閉園を検討する中、存続を求める市民運動が起こり、2006年度に指定管理者制度を導入した。 運営が市から民間へとバトンタッチされたのを機に来園者数は増加に転じ、2016年度は25万人を超え開園以来3位を記録。 その背景には、園長を務める椎原春一さんの熱い思いがあった。
椎原園長が進めた改革
子どもの頃から動物が好きで、鹿児島大学で生物について学んだ椎原さんは、26歳で飼育員になると、民間動物園の園長などを経て、2006年に転職した。 「民間運営の動物園は自由度が高く、物事をスピーディに進められる一方で、利益優先でお客さんに迎合するあまり、ショーなどで動物が疲弊していくこともあって……。 私は大牟田市動物園で、動物に寄り添う飼育をしたいと思ったんです」 幕開けはドタバタだった。2005年12月の議会で指定管理者制度の導入が決まり、2006年4月から始めることになった。 「1月に飼育員を募集し、すぐに働ける人を採用した」という。結果として、専門学校の新卒者など、20代の若者ばかり10人が集まった。 実は、日本の動物園には法律上の定義がなく、飼育員の資格もない。「動物が好き」という思いで集まった若者たちだった。
最初に掲げたのは”来園者と動物とスタッフの交流”。 飼育員はできるだけ外に出て、来園者と直接話したりガイドしたりする方針を打ち出した。 「来園者に動物のことを知ってほしかったので。市が運営していたとき、飼育員はほぼ50代で、来園者との交流はあまりなかったようです。ですから、若手がどんどん外に出るようになって、園の雰囲気がかなり変わりましたね、とよく言われました」 来園者数は、右肩上がりで増えた。その後、スタッフの発案で、ユニークな企画を次々と行っている。 例えば、「骨好き獣医のホネ骨ガイド」、肉を食べるライオンを間近で見られる「ライオン舎の裏側探検」、50〜80代の男女ですぐ満員になった「50歳以上のための一日飼育員体験」など。スタッフたちは自ら楽しみながら、来園者と動物をつなぐガイド役となっている。
続きは以下より・・。
 福岡の「閑散だった動物園」が復活できた理由 「大牟田市動物園」が教えてくれる本当の幸せ



 「大牟田市動物園 公式ホームページ
 特集 動物たちの幸せ願う大牟田市動物園

椎原春一(しいはら しゅんいち )先生 略歴

鹿児島大学理学部卒業。 1987年に飼育員になり、福岡と鹿児島の動物園に勤務。 2006年に大牟田市動物園に移り、2007年より園長を務める。 同園は2016年「エンリッチメント大賞」に選ばれた




特別講演2
「口からはじまる子どものこころの旅路 
♪岩倉政城のDisc jockey♪」

 新医協 顧問 尚絅学院大学名誉教授 歯学博士 

   岩倉政城先生

 


要旨:動物である子どものこころの発達はからだから始まります。 皮膚と口、ここがこころの発達の起点となることをフロイトやエリクソンが体系化しました。
ところが日本ではこの臓器特性を捨象し、あたかもこころがこころを作るかのように紹介しました。 その結果は「ことばがけが大切」、「褒めて育てよ」の育児法がまかり通っています。
口と皮膚から入力された五感を通して作られていく子どものこころの旅路を、私がDisc jockeyとなって訪ねてみましょう。



子どもの口腔崩壊を防ぐために「口の健康への気づきをこどもたちにどう促すか」月刊保団連2018-9
「 大人と赤ちゃんの五感を通した応答と心の育ち」斎藤公子保育自然学校 連続講座第7回 資料2018-9

岩倉政城(いわくら まさき)先生 略歴

1968年東京歯科大学卒業、1973年東京医科歯科大学大学院修了後、東北大学に赴任。
その後、東北大学助教授、尚絅学院大学女子短期大学部教授、尚絅学院大学教授を歴任。 2009年から2017年まで尚絅学院大附属幼稚園長を兼任
尚絅学院大学 名誉教授、新日本医師協会 顧問。
主な活動として、宮城県教育委員会「親になるための教育 推進事業」県内各高等学校での授業や文科省科研費による東日本幼児教育施設放射能汚染影 響調査等がある。
<主な研究>発達心理学、虐待早期発見予防、医療経済学、口臭の診断と治療、薬物副作用等
<主な著書>“ボクってすごい”、“アタシってすごい”と思える子を育てる(芽ばえ社) かみつく子にはわけがある(大月書店) えんちょうピッピの子育てだより(芽ばえ社) 五感ではぐくむ子どものこころ(かもがわ出版)など多数





 





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