歯のふしぎ博物館

館長 岡崎好秀

(モンゴル健康科学大学 客員教授)


2014年1月 ”第52話:リタイア前にやっておけば・・ ”をアップしました。    
リタイア前にやっておけば・・後悔ベスト20

”第52話:リタイア前にやっておけば・・後悔ベスト20 ”New!
最近,年齢とともに体力が衰え,自分の健康に不安を感じる。
そんな方が多いことだろう。
若い頃から,もう少し気をつけておけば・・・。
そこで貴方にお願いがある。
健康面でもっと気をつけておけばよかったこと。
それは,どんなものがあるだろう?

世界一幸せな国の立役者 ダジョー西岡氏の活躍

”第51話:世界一幸せな国の立役者 ダジョー西岡氏の活躍 ”New!
ブータン王国と言えば,ヒマラヤ山脈麓の小国であり
大の親日国としても有名だ。
東日本大震災の翌日には「供養祭」が行われ,
多額の義捐金が贈られてきた。
親日国と言われる国の多くは先人達の活躍の賜物である。
ブータンにも,親日国となったきっかけになった人物がいた。
その名は,西岡京治(けいじ)氏。

口呼吸と視力のふしぎな関係

”第50話:口呼吸と視力のふしぎな関係 ”New!
口唇を閉じる力と視力を調べたら
ふしぎなことに強い関係が見られた。
この結果は何かの間違いだ!と思った。
しかし,他の学校でも同じ結果だった。
何故,両者には関係あるのだろう??

角と牙の愉快な関係

”第49話:角と牙の愉快な関係 ”New!
奈良の伝統行事に鹿の角切りがある。
江戸時代の初期より300年以上受け継がれてきた。
角は、オスのシンボルである。
喧嘩は,まず角をお互いに見せつける。
決着がつかないとそれで攻撃する。

草食動物の消化システムと歯

”第48話:草食動物の消化システムと歯 ”New!
某動物園の元園長先生から草食動物の糞の標本をいただいた。
これを利用し小学校で歯の授業を計画した。
肉食動物がいないのでトラを加え,
それぞれの動物と糞の写真を集めクイズにした。
さて,動物と糞に線を引いていただきたい。

シギとサギのクチバシ

”第47話:シギとサギのクチバシ ”
“シギ”と“サギ”と言えば,干潟など水辺に住むトリである。
名前は似ているが,“シギ”はチドリの仲間であり
“サギ”はコウノトリの仲間だ。
シギは,体の割に長めのクチバシを器用に使いエサを探す。
そして種類によって,いろいろな形のクチバシを持つ。
クチバシは,獲物によって変化するのだ。

二つの食育

”第46話:二つの食育 ”
食生活と健康との間には,大きな関係があることが知られている。
そのため“食育基本法”が制定された。
全国各地では,食育にまつわる多くの催し物が行われている。
ところで現在の食育運動には,“ある視点”が
欠けているような気がしてならない。
この点について述べてみる。


カバの大あくび

”第45話:避難所でのちょっといい話 ”
 ある避難所へ着いた時,すでに暗くなり始めていた。
木枯らしの吹きすさぶ校庭で,たった一人
ギタ一を片手に歌っている若者がいた。
よく聞くと,昔よく歌った曲だった。
こんなボランティアの方法があったことに驚かされた。

カバの大あくび

”第44話:カバの大あくび ”
 動物園で、カバは大きな口を開けている光景を目にする。
そのためむし歯予防週間には、各地の動物園でカバの歯磨きが行われる。
でもカバは,どうして大あくびをするのだろう?



あいうべ体操

”第43話:あいうべ体操 ”
 大震災の後,被災地では呼吸器性疾患が増えている。
アスベストや有害物質を含んだ粉塵のせいである。
そこで”あいうべ体操”をやってみた
10回したら舌筋が鍛えられることがわかる
一度試していただきたい!



カマボコ

”第42話:11ミリのカマボコ ”
横浜でカマボコを切ってもらうと平均は9.2ミリ。
ところが某県のカマボコ産地では11.4ミリ。
そこでスタジオで大実験!
その結果,11ミリが人気ナンバーワンだった!
どうしてだろう?



イリコ

”第41話:一物全体(いちぶつぜんたい)食 ”
モンゴルでは,羊を残さず食べる。
命を丸ごと食べるから,栄養はすべて満たされる。
遊牧民の暮らしの知恵には,驚かされる。
動物を丸ごと食べる食べ方を「一物全体食」と呼ぶ。
これが遊牧民の健康の源なのである。
でも,ちょっと待てよ!



f地先生

”第40話:サルが最初に食べるのは? ”
「サルにスイカを与えると,どこから食べるだろうか?」
人間と同じように赤い実か?
サルは木の葉や樹皮を食べるから皮なのか?
それとも硬い種から食べるのか?


f地先生

”第39話:日本の宝・歯科医師の宝 ”
f地三郎先生のお名前をご存知だろうか?
福岡教育大学の名誉教授であり,我が国で最初の
障害者施設“しいのみ学園”の創設 者でもある。
これだけでも立派な先生であることがわかる。
しかし,さらに凄いことがたくさんあるのだ。


フレッチャーさん

”第38話:噛む健康法“フレッチャーイズム "
「一口30回噛む」という言葉がある。
さてこの言葉。
誰が言い出したのだろうか?
常々、そんな疑問を持っていた。
最近、やっと突き止めることが出来た。

宇宙で歯が痛くなったなら

”第37話:宇宙で歯が痛くなったなら "
宇宙飛行士は、むし歯があるとなれないといわれている。
どうしてだろうか?
宇宙では、むし歯があると歯が痛くなりやすいのだ。
激痛に襲われたらならば、任務どころではあるまい。

トリのクチバシと食べ物

”第36話:トリのクチバシと食べ物 "
トリのクチバシには,“長いもの”や“短いもの”,
“太いもの”や“細いもの”などがある。
どうして,さまざまな形があるのだろう?
クチバシの形にヒミツについて考えてみよう。

北京オリンピックと歯の矯正

”第35話:北京オリンピックと歯の矯正 "
北京オリンピックが無事に終了した。
今回,短距離走ではジャマイカの選手が活躍した。
女子100メートルで,優勝したのは,ブレーザ選手。
ところが彼女を良く見ると歯の矯正装置が入っていた。
どうして歯の矯正をしたのだろうか?

経管栄養だからではなく,経管だからこそ・・。

”第34話:経管栄養だからではなく,経管だからこそ・・・。 "
重度脳性マヒ児の食べる訓練を行おうとしたら,嘔吐した。
1時間ほど前に鼻から栄養を注入したとのこと。
ところが白い嘔吐物は,まったく酸っぱい臭いがしない。
臭いがしないということは,何を意味しているのか?


四文字熟語で文字遊び その2

”第33話:四文字熟語で文字遊び その2 "
文字遊びが思ったより評判が良かったので
新しいバージョンをつくりました。
まず人名シリーズから・・・。私は誰でしょう。
*消毒大事(しょうどくだいじ) 感染の原因になりますからね。
*高過診察(たかすぎしんさつ) 医療費の高騰問題。
*歯垢帝 (しこうてい)歯を磨かなかった皇帝。



子どもに空腹感を!

”第32話:子どもに空腹感を!"
ある幼稚園で,昼食時の食事場面と,
園での生活状態について先生に観察していただいた。
その結果をクロス集計したところ面白い結果が得られた。
まず,食べる意欲のある園児は,
1.積極的である 2.休み時間みんなと遊ぶ 
3.友達が多い  4.健康であるなど
  園での生活面において,すべての項目で好ましい傾向にあった。


震災に学ぶ歯の話

”第31話:震災に学ぶ歯の話"
寒い季節になると思い出すことがある。
阪神淡路大震災の時のことだ。
これを読まれている方の中にも,被災された方も多数おられるかと思う。
忌まわしい思い出なので,触れたくないことがあるかもしれない。
しかし,決して風化させてはならない事実もあるように思う。
私も大学からの派遣で避難所を訪れた経験を持つ。


ウンチのウンチク(食物繊維と歯)

”第30話:ウンチのウンチク(食物繊維と歯)"
太平洋戦争中,北太平洋のある島での出来事。
アメリカ軍が上陸したとき,日本の守備隊は森に隠れた。
このとき,アメリカ軍は,どの位の日本兵がいるのかわからなかった。
アメリカ軍は,日本兵の残していった“ウンチ”を元に,人数を予想した。
でもどうしてウンチから予想できたのだろう?


新むし歯予防週間

”第29話:四文字熟語で文字遊び"
笑うとNK(エヌ・ケー)が活性化しガンの予防になるということは有名だ。
NK細胞は(ナチュラル・キラー)細胞が,ガン細胞を破壊すると言われている。
でも大阪では違う・・・・・・・・・。
この実験はお笑いのご本家“難波花月劇場”で行われた,
だからNH細胞は“なんばかげつ細胞”の略なのだ。
吉本新喜劇は,お笑い産業ではなく,健康産業であることがわかる・・・。

新むし歯予防週間

”第28話:新むし歯予防週間"
6月4日から1週間は,
むし歯予防習慣のため全国各地でさまざまなイベントが開かれる。
マスコミも大々的に報道し,日本人がもっとも歯に興味を示す週である。
また秋には11月8日の“いい歯の日”もある。
もっと誰もが歯に興味を持つ日があれば・・・と思う。
例えば,6月18日。“むし歯いや”の日と読める。
これなら簡単に考えられそうだ。


ミュータンス菌,40分間に1回分裂したならば・・・・。

”第27話:ミュータンス菌,40分間に1回分裂したならば・・・・。"
むし歯の原因について少し考えてみよう。
これから一般的なむし歯の原因論を紹介するが,
ここには大きな間違いがある。
どこが間違っているだろうか?
頭をひねっていただきたい。

食中毒の予防は噛むことから

”第26話:食中毒の予防は噛むことから"
梅雨に入ると,食中毒のシーズンである。
数年前のO−157事件の大惨事は,まだ記憶に新しい。
食中毒の予防と言えば,手洗いなどがあげられるが,
食物の中に原因菌が入っていたら予防できない。
しかし噛むことと食中毒の予防は、関係ある。
どのように関係するのだろう?
 

少年犯罪の増加とむし歯

”第25話:少年犯罪の増加とむし歯"
唐突であるが,これは18歳の悲惨な少年の口腔である。
これでは,せいぜい前歯でうどんを咬み切って,
丸飲みする位しかできないだろう。
さて彼は,どのような経過でこのような状態になったのだろうか?
単に歯を磨かなかったからなったのか?
むし歯を放置していたからなのか?
それとも歯の治療が嫌だったからなのか?

転ばぬ先の入れ歯 (歯とバランス能力)

”第24話:転ばぬ先の入れ歯 (歯とバランス能力)"
今年は,トリノ冬季オリンピックの年なので,
あるスキー競技の有名ジャンプ選手の話題を一つ。
その選手は,ジャンプでまっすぐに飛ぼうとするのですが,
どうしても少し横に曲がってしまう。
これでは飛距離が伸びない。

インフルエンザと鼻呼吸

”第23話:インフルエンザと鼻呼吸"
最近,口を”ポカ〜ン”と開け口呼吸している若者が目立つ。
ある小学校で調査したら,口唇の力の弱い児童ほど
風邪をひきやすい傾向にあった。
どうして口を開けていると風邪を引きやすいのだろう?

”1本の歯から

 ”第22話:1本の歯から"
はるか2億3000万年前から6500万年前,
恐竜が地球上を謳歌していた時代があった。
ヒトに比べ遙かに長い歴史を持ち,その存在は,
我々をいにしえの世界に誘ってくれる。
ところで恐竜の研究は,たった1本の歯の発見から始まった。

  
  ”喫煙と歯科疾患

 ”第21話:喫煙と歯科疾患"
この写真,一見すると,一人は若々しい女性,
もう一人は年配の女性に見える。
しかし,この2人は40歳前半の双子の姉妹である。
どうして,これだけ差が現れたのだろう?

  
  ”鳥のクチバシ考

 ”鳥のクチバシ考"
動物園の鳥は,クチバシを失うことがある。
飛ぶとき,あやまって檻にクチバシが当たり折れてしまうのだ。
鳥にとっては命にかかわる大問題である。

  
  ”「落歯」 韓愈

 ”第20話:「落歯」 韓愈"
去年落一牙 今年落一齒 
昨年、一牙を落とし、今年、一歯を落とす。
去年は奥歯が一本抜け、今年は前歯が一本抜けた。

  
  ”スポーツと過労歯?

 ”第19話:スポーツと過労歯?"
最近,スポーツと歯の話題がクローズアップされることが多い。
現ダイエーホークスの王監督は選手時代,ホームランを打つとき,
激しく歯を食いしばったので
歯が悪くなったという話は,あまりにも有名である。

  
  ”宇宙で歯磨きをすると

 ”第18話:宇宙で歯磨きをすると"
宇宙における最大の楽しみの一つは、何と言っても食事の時間。
食事が終わったら,宇宙船内でも歯を磨く。
しかし宇宙では歯が磨きにくいらしい・・。   

  
  ”競走馬は歯で買う!

 ”第17話:競走馬は歯で買う!"
競走馬にまつわる歯の話題は数多い。
たった2・3分の間に,もてるパワーを爆発させる。
晴れ舞台に立つために,ちょっとした体調の変化も見逃せない。
調教師は,食欲が落ちると,まず歯を診る。

”まさにトラの大将 歯が命

 ”第16話:まさにトラの大将 歯が命"
阪神タイガース優勝おめでとう!
阪神ファンのみなさま おめでとう!
しかしその影には歯の治療があった。   

”ナホトカ号沈没事故と口の中の汚れ

 ”第15話:ナホトカ号沈没事故と口の中の汚れ"
数年前の冬,日本海で
ロシアタンカーのナホトカ号の原油流出事故があった。

  新春  ”牙を持ったヒツジの話

"第14話:牙を持ったヒツジの話"
ヒツジは,中国では高級品である
平和の使者であるヒツジが牙を持ったら・・・。

どうしてヒトの歯は一度しか萌え代わらないのだろう?

第13話:どうしてヒトの歯は一度しか萌え代わらないのだろう?
サメは,歯が抜けても次々と萌えてくる。
ヒトにとっては,うらやましい限りである。

むし歯の季節

第12話:むし歯の季節!
動物園のサルには,むし歯になりやすい季節があるそうだ。
春・夏・秋・冬?
それは,どの季節だろう?

乳歯こそ親の歯

第11話:乳歯こそ親の歯!
乳歯は,むし歯になっても永久歯に萌え代わるから。"という言葉をよく聞く。
でも本当にそうだろうか?
乳歯にむし歯が多いと永久歯でも多くなる。
どうしてだろうか?
  

どうして動物は傷口を舐めるのだろう?

第10話:どうして動物は傷口を舐めるのだろう?
動物が怪我をすると,傷口を舐める。
そう言えば,私たちも幼い頃,傷口を無意識に舐めていたことを思い出す。
おそらくこの行為は,動物として本能的なものであろう。
しかし,どうし舐めるのだろうか?

養生訓に学ぶ歯の話

第9話:養生訓に学ぶ歯の話
養生訓が,いま静かなブームになっている。
この本は三百年前に江戸時代の儒学者 
貝原益軒によって書かれたものである。
養生訓といえば "接してもらさず"や"食い合わせ"があまりにも有名だ。

牛タンが美味しいわけ

第8話:牛タンが美味しいわけ
現在,生活習慣病の予防のために,食物繊維がクローズアップされている。
たとえば大腸ガンの急増の背景には,
食事の西洋化に伴なう食物繊維の摂取量の減少がある。

左ヒラメに右カレイ?

第7話:左ヒラメに右カレイ?
"左ヒラメに右カレイ"とは,ヒラメとカレイの見分け方であることは有名だ。
両者ともカレイ目に属し,腹を手前に置いて
左に顔があるのがヒラメ,右にあるのがカレイである。
ところがカレイの仲間でも,
左に顔があるものもいるから話しはややこしい。

むし歯菌のウンチ???

第6話:むし歯菌のウンチ???
“歯垢”(ルビ:しこう)という言葉は,ご存知のことだろう。
 英語では“プラーク”と言う。これが,むし歯や歯周病の原因だ。

入れ歯を入れたロバの話

第5話:入れ歯を入れたロバの話

東京の上野動物園の資料室にあるロバが静かに眠っている。
このロバの名前は“一文字号”。
実はこのロバ,世界で始めて入れ歯を入れたロバなのだ。
あるサルの死因

第4話:あるサルの死因

ある動物園での話。
獣医が動物舎を見廻っていると,サルが死亡していることを発見した。
どうして死んだのだろう?昨日まで元気だったのに?
雛人形に見る食生活の変化

第3話:雛人形に見る食生活の変化

現代の若者には,顎が細く面長な顔が増加していると言われている。
噛まなくてもよい,軟らかい食物の増加による影響と考えられている。
どうして食生活が変わると,顔の形も変わるのだろうか?  
モンゴルの食生活と歯の健康

第2話:モンゴルの食生活と歯の健康

遊牧民の口を見てみよう!
誰もがきれいな歯をしている。
歯を磨いたことのない人々がほとんどだ。どうしてだろう?
ダラダラ食いと耐える心の発達

第1話:ダラダラ食いと耐える心の発達

3・4歳児の子ども達の歯科治療中に不思議に思うことがある。
同じ年齢で同じ治療内容なのに,
おりこうに治療を受けられる子がいる一方,
すぐに泣いて暴れてたいへんな子がいる。
この差は,いったい何だろうか?