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歯のふしぎ博物館
館長 岡崎好秀
(モンゴル健康科学大学 客員教授)
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▲ブータンの農村風景
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ブータン王国と言えば,ヒマラヤ山脈の麓にあり 面積は九州とほぼ同じで,人口は70万弱の小さな国である。 この国は,国民総幸福量(GHN)の高い「世界一幸せな国」として脚光をあびている。 2005年のブータンの国勢調査では, 「あなたは幸せですか?」の問いに対し,実に国民の96.7%が幸せと感じている。 ちなみに,わが国で同様の質問をしたところ8〜15歳で13%, 16〜34歳ではたった8%に過ぎない。 |
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▲ジグミ・ケサル国王の国会での演説
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さて,ブータンは大の親日国としても有名である。 東日本大震災の翌日には国王主催の「供養祭」が行われ, 続けて3月18日には100万ドルの義捐金が贈られてきた。 また昨年秋にジグミ・ケサル国王は,新婚のペマ王妃とともに来日し 国会で演説した後,東北の被災地を訪れたことも記憶に新しい。 ところで親日国と言われる国には,それなりの歴史が隠されており, その多くは先人達の活躍の賜物である。 ブータンにも,親日国となったきっかけになった人物がいた。 その名は,西岡京治(けいじ)氏。 |