ニュース
公衆歯科衛生研究会(通称ネコの会)について
公衆歯科衛生研究会(ネコの会)は、今年37回目を迎えます。
この会は1年に1回,地域・学校歯科保健活動に従事している者が集まり, お互いの情報交換と親睦を深める場として活動が続けられてきました。 本会は、各自の 専門領域のワクにとどまらず歯科関係者、医療従事者、教師、栄養士、その他多くの 職種の人たちがお互いの専門性を有機的に結合し参加者全員が、”なんでも 話し合える会” として歯科保健に貢献していくことが目標です。
今年も年に1回の本会のシーズンがやってまいりました。 本会は、熱心な方が全国からおみえなので,参加者相互の交流を持ってネットワーク を作るために,グループ・ワーク方式を採用しております。本年もまたグル -プでワイワイガヤガヤ楽しみながら、交流を深めましょう。
本会は例年3月第1日曜日に神戸で行われます。
第37回公衆歯科衛生研究会 は2020年(令和2年)3月1日開催
第37回 公衆歯科衛生研究会(通称:ネコの会)のお知らせ
今年のテーマ 「ほめことば」
本会は、参加型の勉強会です。
参加者全員で会を運営する会です。だから貴方も本会の主人公です。
本年もグル-プワークをを中心にして
いろいろな方達と交流を深めましょう。
今回のグループワークは「同じグループの参加者の良い所を探して褒める」という「ほめことば大会」です。 これでより初対面の方や診療室などでの人間関係が良くなるはずです。今年は,これをネタにグループワークを進めます。
私は歯科診療が終わった時,子どもを笑顔で帰すことを「子どもの心に貯金をして帰す」と言っています。 すると次回は,今回よりお利口になります。そういう付き合いをしていると,いつまでも来てくれる患者さんになります。
その一つが,“上手にできたことを褒める”ことです。この言葉で子どもはとっても喜びます。褒めれば褒めるほど,子どもとの関係は良くなります。
さらに“褒める”ことには,おもしろい副作用があります。
それは,子どもも私を好きになってくれます。大人になっても褒めてもらえば嬉しいものです。
歯科の分野では患者さんに食事や歯磨きなどの保健指導をします。 そのほとんどが“説得型”です。 説得は上から下への一方通行です。誰もが説得などされたくはありません。
ここでイソップ童話に「北風と太陽」の話を思い出してください。
北風は,強い風で旅人のマントを吹き飛ばそうとします。 しかし旅人はマントを飛ばされまいとしより強い力で防ごうとします。 次に太陽は,暖かい光で照らします。 すると,旅人は自らマントを脱いだという物語です。
まさに説得は北風型の保健指導と言えることがわかります。 では“太陽型”とはどんなものでしょう?
さて,あなたも嫌い人の話を聞きたいと思うでしょうか? でも仮に,たっぷり褒めてもらっていたとするとどうでしょう? すると次第に相手に好意を持ち始めます。親しい方の話であれば,少し位聞いてあげようと思いませんか? まさに“ほめことば”は太陽型につながることがわかります。
「人を褒めることはとっても大切」です。 でも「具体的に,どのように褒めれば良いのでしょう?」 こう考えると,言葉に詰まります。 「私は人を褒めるのが下手なんだ」という方!あなたは,人の褒め方について習ったことありますか?
そこで今回の宿題は「ほめことば」です。
・・ということで, 私は人を褒める時に,“こんな状況”で話せば良いのではないか?
“初対面の方”・“気難しい方”“上司”・“同僚”・“患者さん”には,“こんな内容”について話せばより効果的に違いない!
このように様々なシュチエーションに合わせて,自分の考えを出し合いましょう。きっと,こうして集めた宿題が,いろいろな場面で役立つことでしょう。 たくさんの宿題をお待ちしております。
(ご注意:参加申し込みは,宿題を入力しないと完了しない様に設定されています。)
司会 腹話術師 柳井篤子先生
リレー講演(特別ゲスト7人衆参上)
1.「これを聞いたらすぐにでも運動したくなる話~エクササイズで口腔ケア??~」
あいうべ体操考案者 みらいクリニック内科医 今井一彰先生
ここをクリック→みらいクリニックHP
2.「ガッテン蔵出し放出シリーズ 第3弾 ついに歯科編!!その①」
元 NHKためしてガッテン 担当 北折 一先生
★これまでの経験上、「プレゼン技法について語ると、僕の後の出番の人がやりにくくなっちゃう」という弊害を避けられない様子。なので、「ガッテンではこう語りました。なぜならば…。」 を語ることによって、「伝わる伝え方」の考え方の幅を広げていただこう、という趣旨です。 同時に、死蔵されている過去の名番組の手法を懐かしんでもいただける、「ネコの会ならではのお得なシリーズ」に育て上げたいと思います。
3.「ヤバすぎ!古植物学者が恐竜を語る~次世代に何を残さないといけないか?~」
福井恐竜博物館 主任研究員 寺田和雄先生
ここをクリック→福井恐竜博物館
4.『人間は料理する』
香川県 オフィス弁当の日 代表 竹下和男先生
ここをクリック→弁当の日応援プロジェクト
5. 健康で幸せな暮らしを目指して ~大牟田市動物園の取り組み~
大牟田市動物園 獣医師 木村 藍先生
ここをクリック→大牟田市動物園
6.「たかが抱っこ、されど抱っこ」~知らないあなたは人生かなり損してます~
育母塾 代表 辻直美先生
(特別企画:昼食時 別室で まあるい抱っこ実技予定 )
ここをクリック→辻直美先生ブログ
ここをクリック→「まあるい抱っこ公式サイト」
7.「食と言葉の力で子どもを元気に!」
佐世保市広田小学校 福田泰三先生
その他の出し物
「替え歌コーナー」
岐阜市 稲葉歯科 稲葉幸二先生 +奈良はやし小児歯科 林 昌司先生
ここをクリック→どーしてわたしにはムシバがないの
ここをクリック→はやし小児歯科
「サインダンス 出会いからきずなへ」
大阪府 ハッピーフラワー
「動物の口はふしぎがいっぱい」(時間調整)
国立モンゴル医学科学大学 岡崎好秀先生
教育講演1
「雑草も害虫も病原菌も敵じゃなかった~野菜も人も元気になる方法」
佐世保市 農業法人 菌ちゃんファーム 吉田俊道先生
プロフィール
NPO法人大地といのちの会理事長・農業法人菌ちゃんふぁーむ社長・農学修士。 1959年長崎市生まれ。九州大学農学部大学院修士課程修了後、長崎県の農業改良普及員に。 96年、県庁を辞め、有機農家として新規参入。 99年、佐世保市を拠点に「大地といのちの会」を結成し、全国に生ごみリサイクル菌ちゃん野菜作りと元気人間作りを普及している。 2007年、同会が総務大臣表彰(地域振興部門)を受賞。2009年、食育推進ボランティア表彰(内閣府特命担当大臣表彰)。 長崎県環境アドバイザー。 主な著書は「生ごみ先生の元気野菜作り超入門」「菌ちゃん野菜作り&元気人間作り」「お野菜さんありがとう~子どもと一緒に元気野菜作り」
教育講演2
「体温正常化へのチャレンジ」
香川県三豊市教育委員会事務局学校教育課課長 山下昌茂先生
プロフィール
平成20年香川県三豊市上高野小学校校長となり,その後,仁尾・辻・山本小学校を経て平成28年に定年退職。 その間,児童の体温正常化を目指した食育に力を注ぎ,平成25年度に文部科学大臣賞を受けた。 専門は算数教育。付属坂出小学校教官・県教委主任指導主事・香川県算数部会会長として勤務した。
「給食を変えれば、体温が上がり、子どもが変わる! 仁尾小学校の挑戦
特別講演1
「野獣になれないあなたは無呼吸症:食性の変化と顎顔面の進化」
国立科学博物館名誉研究員・日本歯科大学客員教授 馬場悠男先生
「軟らかくて、おいしーい」と、美食にふけっているあなた! 動物にとって食うことは生死を分かつ戦闘・格闘技だということを忘れていませんか。 あなたのご先祖様は、あなた自身も本来は、そんな野獣だったはずです。 最近、あなたは、大きく硬い食物を食いちぎって良く噛むことを、放棄していませんか。 ご先祖様が嘆くでしょう。
人類が石器を使って動物を解体し、さらには火を使って調理するようになったことは、利用できる食物を増やし、脳を拡大し、さまざまな環境で暮らすことを可能にさせました。 また、喉頭の下降をもたらし、音声言語を操れるようになりました。 しかし、いつからか、それが過剰な進化を遂げ、人間が持っていた良い意味の「野獣性」を失わせ、軟い食物を好む虚弱な顎顔面をもたらすようになりました。 いわば、自らを心身ともに家畜化してしまったのです。 その結果、歯並びが悪くなり、固有口腔容積が狭くなって、よく噛めないことによる弊害だけでなく、睡眠時無呼吸症を招き、血管の老化に伴う重篤な疾病を引き起こします。 せっかく身に着けた音声言語までも不自由にさせています。
そこで、我々人類が、顎顔面構造をどのように(退化も含めて)進化させてきたのか探ってみましょう。 それは、常にどこで何をどのように食べるかという食性と直結しているのです。 その中には、虚弱な顎顔面を改善させるヒントが見つかるでしょう。
ナショナルジオグラフィック 対談 骨から探る人類史~思いやりの心を未来の子孫に向ける
「 縄文人に学ぶ ~顎の退縮による障害を防ぐには~」日健医誌 26( 2) : 55-58, 2017 pdf
馬場悠男(ばばひさお)先生 略歴
1945年、東京生まれ神奈川育ち。国立科学博物館名誉研究員。座間市教育委員。日本学術会議連携会員。元日本人類学会会長。 東京大学生物学科卒。獨協医科大学解剖学助教授を経て、1988年から国立科学博物館主任研究官。 96年から同人類研究部長および東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授を兼任。2009年定年退職。
専門はジャワ原人化石の調査など、人類の進化と日本人の形成過程。 国立科学博物館(東京上野)の特別展に数多く携わるかたわら、NHKスペシャル「人類誕生」、「生命大躍進」、「日本人はるかな旅」など多くの科学番組を監修している。
編著訳書は、『NHKスペシャル「人類誕生」』、『人類の祖先はヨーロッパで進化した』、『私たちはどこから来たのか 人類700万年史』、『人類進化大全』など。
参加資格
公衆(地域・学校)歯科衛生や保健に興味を持っている人。(昨年は歯 科医療関係者以外にも医師・保健師・看護師・学校教諭・養護教諭・栄養士・保母・PT・ST・マスコミ関係 など多方面からも参加されています。) ただし,当日の場を盛り上げていただける方に限ります。
(会場が狭いので席の確保のため早く申し込んで下さい。)
会場の地図と時間
日時:2020年(令和2年)3月1日 日曜日9時~17時00分 場所:兵庫県中央労働センター |
---|
〒650-0012 神戸市中央区下山手通6丁目3?28 TEL078-341-2271 兵庫県中央労働センター ●神戸市営地下鉄「県庁前」駅 西出口③ 西へ徒歩 5~7分 ●神戸高速鉄道「花隈」駅 東口 北へ徒歩 5~7分 ●JR西日本「元町」駅 西口 西へ徒歩 10~15分 ●阪神電鉄「元町」駅 西口 西へ徒歩 10~15分 |
会費振込みについて
参加費:10,000円(完全郵便振込制) +プレゼント交換用(1000円程度))
参加申し込みは,定員に達し次第に締め切ります。
なお、参加費は申し込み後2週間以内に必ず郵便振込でお願いします。
当日、定時に会を開始したいため朝の受付を省力化しておりますので御協力お願いし ます。
注:申し込み後は、当日直接会場にお越し下さい。
*資料集のみの御希望は4000円(郵送料込み)
会費振込先:郵便局の振込用紙に以下の項目を記入し振りこんでください。
加入者名:CATの会
郵便振替口座番号:01600-6-41136
注1:申し込み後は、メイルが自動送信されます。携帯アドレスでも受付ていますが,自動送信が届かないことがあります。
注2:携帯では文字化けする可能性が高いです。PCからご覧ください。
注3:同じ所属であっても,必ずお一人ずつ申し込みください。
注4:宿題を一つ以上記入しないと送信できません。
注5:登録・会費振り込み後,当日直接会場にお越し下さい。
注6:申し込みは,必ず1名ずつ行ってください。
注7:会場では,金銭のやり取りは致しません。
注8:スムーズにプログラムを進めたいので,お弁当の持参をお勧めいたします。