メニュー

2002年活動記録

2002冬のモンゴル歯科保健活動 スケジュール
2002.2.22~3.1
2月22日(金)5:30 関空発 OM904(ソウル経由)11:00 ウランバートル着
   23日(土)AM 新エネレル見学
PM 24日の学生対象セミナーの設営・準備
 N コンサート
   24日(日)AM 歯学生対象のセミナー
   1.佐藤さんより開会の挨拶
   2.歯科診療における小児へのマネージメント(中村)
   3.義歯作製の行程とエステニアの紹介(高井)
   4.診療室における予防システムと、
    診療室外(学校・施設など)での歯科保健活動の紹介(河見)
   5.日本での研修報告(オユンナ) 
   6.まとめ(黒田)
PM エネレルスタッフとチンギスハン・ゲルへ
セミナー終了後の高井さん
お疲れ様でした!
   25日(月)AM エネレルにて、診療見学・アドバイスとPMの学習会の準備
PM エネレルスタッフと学習会
   1.日本における妊産婦指導・健康チェックについて(金)
   2.ブラッシング法と年齢別ブラッシング指導(田渕)
   3.歯肉炎・歯周炎について(中村)
   4.技工物完成までの各ステップにおける留意点
     エステニアの物性・作業工程など紹介(高井)
ブラッシング指導に奮闘中の田渕さん
   26日(火)AM エネレルにて、診療見学・アドバイスとPMの学習会の準備
PM エネレルスタッフと学習会
   1.小児へのマネージメント・VTRでの実例紹介(中村・河見・田渕)
   2.コミュニケショントレーニング(米花)
   27日(水)AM エネレルにて、診療見学・アドバイスとPMの学習会の準備
PM エネレルスタッフと学習会
グループワーク(KJ法)3グループに分かれて話し合い
  ①エネレルの良いところは②これからエネレルでやってみたいことは
  そして、エネレルの目指す大きな目標は?
 N 在庫管理について(黒田・米花・オユンナ・エンヒザヤ・エルデントゥヤ)
   28日(木)AM お買い物
PM 各部門別に分かれて話し合い(DH・Drグループ、DTグループ、金&エルデンザヤ)
 N さよならパーティー

エネレルのスタッフの皆さん その1

お名前(年齢)職種・エネレルでの在職期間趣味・将来の夢
イチンホルロー(43)歯科医師(院長)・8年いろんな国に旅行すること

エネレルをモンゴルで一番の
歯科診療所にしたい
オトゴントゥヤ(30)歯科技工士・8年

日本で2回、研修を受けました
旅行をすること
音楽を聴くこと

いい技工士になること
オユンゲレル(26)歯科衛生士・6年

昨年11月末から1月いっぱい、
日本で研修を受けました
自然のきれいなところへ旅行すること
バスケットボール

いい衛生士になりたいです。
リコールと予防活動を、モンゴルでしたいです。
プルンスルー(22)技工士学校学生・7ヶ月音楽を聴くこと
旅行

技工士になりたい
エルデンザヤ(26)医科大学学生・4年
今年大学を卒業して、エネレルの
経営面でのマネージメントを
担当する予定です
旅行

自分の専門分野のことを、しっかりやりたい
ネルグイ(23)歯科衛生士・5年
ちっちゃいネルグイさんです
(ネルグイさんが2人いるので)
本を読むこと
音楽を聴くこと

日本語を上手になりたい
ネルグイ(29)歯科医師

おっきいネルグイさんです
今年2月~3月中旬まで
日本で研修を受けました
日本の音楽では、美空ひばりや川中美幸
の演歌がお好みでした(シブイ!)

補綴を中心にがんばりたい
エネレルで障害者歯科をやりたい
ナランデレゲル(26)歯科衛生士・6ヶ月音楽を聴くこと
旅行

いい歯科衛生士になりたい
エンヒツェツェグ(23)歯科衛生士・3年音楽を聴くこと、絵を描くこと
旅行

いい歯科衛生士になりたい

エネレルのスタッフの皆さん その2

お名前(年齢)職種・エネレルでの在職期間趣味・将来の夢
エンヒザヤ(23)医師(ラマの伝統医学)・4年
エネレルでは物品管理・出納など
事務全般を担当
旅行

いいお医者さんになりたい
たくさん聞きたいことがあるので日本語の勉強
をがんばります。
ツェツェグザヤ(27)受付・5年本を読むこと
田舎の方へ遊びに行くこと

自分の専門分野のことを、しっかりやりたい
ホンゴルゾ(25)歯科医師・2ヶ月

「エネレルは他の病院に比べて、とても
いい病院だということがわかりました。」
本を読むこと
テレビを見ること

いい歯科医師になりたい
ナランガル(23)歯科衛生士・2年

「今度日本人が来るまでに、オユンナ
さんからDHの勉強を教わって、色々
なことができるようになっていたいです。」
旅行
ぬいぐるみを集めること

歯科医師になりたい
その前にいい歯科衛生士になりたい
ボロルチメグ(23)歯科技工士・3年

昨年1月末から3月中旬まで、
日本で研修を受けました
音楽を聴くこと・手芸
色んなところへ歩いて出かけること

いい技工士になりたい
タウガ(22)庶務・1年

「今までDrやDHの仕事は
よくわからなかったけど、勉強を一緒
にして色々なことがわかりました。」
音楽を聴くこと
スポーツ

技工士になりたい
アルタン(31)歯科医師・7年

日本で1回、研修を受けました
スポーツ
狩猟

いい歯科医師になりたい
ガンツルンガ(39)エンジニア・8年

昨年11月、日本で研修を受けました
チェアの配線等、新エネレルの建設
で、活躍中です
飛行機を作ること

相撲??
バッツゥ(41)エンジニア・4年

チェアの配線等、新エネレルの建設
で、活躍中です
飛行機を作ること

自分の専門分野のことを、上手にやりたい

新しいエネレルは、完成間近です!


コンプレッサー
エネレルの心臓部です。
ワタシがチェコから来た技師です。
こだわりその2
エネレルのチェア等の電気機器は、各国のものなので対応電圧がバラバラです。
そこで性能のよい変圧装置が必要なのですが、これは、300Vを110V・220V・380Vの3種に変換するスグレものです。チェコの技師さんの技術協力を得て、設置されたそうです。
こだわりその3
モンゴルの水は砂利をたくさん含むので性能のよい濾過装置が必要です。
これは高性能だけあって、高価だったそうです。
完成に向けて、日が暮れてからも皆さん頑張っておられます。
この日は夜の11時まで仕事が続きました。
← エンジニアのお二人。ガナさん(右)は、昨年11月、日本のモリタにてチェアの移動・接続について研修を受けられ、今回のチェアの設置では大活躍でした。→オトゴントゥヤさんは、皆がちゃんと仕事を進めているかを監督することが多いそうです。年上のオジサン達相手にビシビシと指示を出すなんてスゴイ!さすが、しっかり者のトゥヤさんですね。


50名程度入れるセミナー室です。この大きなテレビは黒田先生はじめ、今回参加した日本のスタッフからの贈り物です。
日本の皆さん、ありがとうございました(by エネレルスタッフ)
エネレルが色んな情報・学術の発信地になるといいですね!

オトゴントゥヤさんとメグちゃんはここで技工をするのかな?

2月24日


time
am
9:00
ウランバートルホテルにてセミナーの設営
10:00

12:30
学生セミナー開始
参加者:歯学生36名(1年3名、3年9名、4年9名、5年15名)
     技工士学校 学生7名(1年2名、2年5名)、教官1名
     計 44名
はじめに、佐藤さんより開会の挨拶
(1)歯科診療における小児患者へのマネージメントについて(中村)
  ・理解と信頼を確立すること、ペイン(3P)コントロール
  ・泣きの診断とその対応について
  ・言葉がけの留意点(voice control、positive sugestion)
  ・VTRを見ながら対応の実際について
▼続々と参加者が!
(2)日本の技工物と新しい材料の紹介(高井)
  ・総義歯のできるまで(班会メニューで用いるVTRにて説明)
  ・エステニアの紹介
  ・日本の技工物(総義歯・部分義歯)の展示
(3)診療室内外での歯科保健活動
  ・日本における歯科衛生士の成り立ちと予防を   担う役割について
  ・協同歯科の予防を中心にした診療システムの紹介
  ・診療室の外での歯科保健活動の紹介(学校健診、保育所など)
(4)オユンナさんの日本での研修報告
  ・予防を遂行してゆくためには、歯科衛生士の存在は不可欠である
  ・これからDrになる人達に歯科衛生士の必要性を訴える。
(5)まとめ(黒田)

このセミナーの後、多数の学生がエネレルへの見学を希望されました。
イチン先生、黒田先生の思惑通り(!)の大成功でした。
▲河見さんの通訳に、自身の日本での研修報告にと大忙しだったオユンナさん。
セミナー開始時は「どうしよう、どうしょう、緊張する!」と言っていた彼女ですが、堂々とした姿はカッコよかったです!本当にお疲れ様でした!
「モンゴル発の衛生士が歯科医師対象のセミナーで発表して、しかも日本語の通訳までするなんて、画期的よね!」  (by モンゴル名誉領事の佐藤さん)←学生さん達は真剣そのもの。眠ってる人は誰一人としていません。この姿勢、見習わなくては・・・・・・(by ナカムラ)

2月25日


time
pm
エネレルのスタッフと学習会
3:307:30終了1.日本における妊産婦指導、健康チェックについて(金)
 モンゴルでは元気な時は、あまり検診に行きません。また、検診に行っても指導が不十分な事もありました。(例えば次回の来院日をきちんと診断してくれなかったり・・・)日本のような健診システムはとてもいいと思いました。「是非、モンゴルでもやってゆきたいと思っていますが、モンゴル全域ではまだ難しいので、まずはエネレルに来ている妊産婦さんへ、金さんに教えてもらったことをやってゆきたいです。私たち二人でがんばります!」と、頼もしい感想をくれたナランさんとエルデントゥヤさん。エネレルにおける妊産婦教室、楽しみですね。是非、がんばってください!今までは、どの年齢の子どもも
同じように指導していました。
話しを聞いて、年齢別の指導
の違いがよくわかりました。あり
がとうございました!▲スタッフから歯周病について聞いていたけれど、さらによくわかって面白かったです。
歯槽骨、歯周ポケット、歯石など、絵で見ることでさらによくイメージでき、解り易かった。2.歯磨きについて(田渕)
 *年齢別指導内容
 *各種ブラッシング法
 *決して歯磨きだけでむし歯予防ができるわけではないこと

3.歯肉炎・歯周炎について(中村)
 *病因と病態・臨床症状・治療法
 *無自覚かつ慢性に進行すること
 *この病気のことを広く人々に知ってもらうことの必要性

4.より良い技工物を患者さんに提供できるために(高井)
 *技工物完成・装着までの各ステップで留意すべきこと
 *DR,DH,DTの皆が相談・連携して初めて良いものができる。
  その中心はあくまで患者さんであること。
 *エステニアの紹介
  物性・製作過程・形成時の留意点など田渕さんの感想
今回モンゴル初参加。しかも、ブラッシング指導も初めてのことだったので、エネレルのみんなはどう思ったのだろう?と不安です。
今まで子ども達にあまりブラッシング指導をしていませんでした。
今回、指導にあたって年齢別にまとめたことで、予防へのアプローチが少し増えたかなと思います。
        モンゴルでの初指導を終え、笑顔の田渕さんでありました。
▲本日も、無事終了。とりあえず、カンパ~イ!
2002/2/27
timepmグループワーク(KJ法)
3:30│7:30エネレルスタッフを3グループに分け、グループ毎に①エネレルのいいところ、②これからエネレルでやって行きたいことを議論。
①②それぞれについて20分でまとめ、グループのリーダーが発表。
グループ1.オユンナ、ホンゴルゾ、ナランデレゲル、ザウガー、河見、田渕
グループ2.ボロルチメグ、ナランガル、ネルグイ、ツェツェグザヤ、米花、金
グループ3.オトゴントゥヤ、アルタン、エンヒツェツェグ、エンヒザヤ、高井、中村
総監督 黒田、イチン
こんな意見が出ました。
              1.エネレルのいいところ
(医療方針に関して)
*治療だけじゃなく、予防に取り組んでいるところ。歯科衛生士の存在。
*患者さんとの信頼関係がある。お金儲け主義ではなく、患者さんのための診療室である。
*患者さんに対して、優しく親切。
*小児患者が多い。子ども達のために頑張っている。
*治療後の保証をきちんとしている。
(設備・治療内容・技術などに関して)
*良い治療、良い技工物(クラスプ・レストなどがきちんと設計された)義歯が患者さんに提供できている。
*新しい情報が早く入って来る。
*日本と協力して働いている。日本から色々な先生が来て、色々なことを教えてもらえる。研修にも行ける。
*日本からの新しい薬剤・材料を使用していること。
*きちんと滅菌・消毒ができている。感染などの心配がない。掃除も行き届いていて清潔。
*いい診療台で診療ができている。

(患者観・雰囲気などに関して)
*スタッフ間がお互いをよくわかっており、仲がよい。皆が親切で優しい。明るく楽しい雰囲気で仕事ができている。
*スタッフ皆が仕事・勉強に対して熱心。
*良い先生が治療をしている。
2.エネレルがこれからやってゆきたいこと                 
モンゴルで一番の(全部含めて)診療室になろう!
スタッフみんなが長く、やりがいを持って働けるように。
(診療室内のこと)
*患者教育の充実
  子どものむし歯予防のための母親教室、歯周病教室
*リコールの確立(小児・成人・デンチャー全てにわたって。Dr、DH、DT皆で)
*より高品質の技工物を全ての患者さんに提供したい(ブリッジ、クラウンを)。
*患者さんへの健康チェック・料理教室など全身の健康も含めたアプローチ
*患者さんの気持ちを配慮してゆきたい ex.待たせないこと、診療後に休んでもらうような場所の設定
*診療室に来れない患者さんのために往診をしたい。
*エネレルの分院の設立
*障害を持った患者さんへの治療費の割引、または無料診療

(診療室外での保健活動)
*幼稚園・学校・会社・ウランバートルから離れた田舎での予防活動
 歯に関してだけではなく、血圧・尿検査など、全身の健康も含めたかたちでできればもっとよい。
 田舎への情報の流布の手段として、冊子の配布、ラジオでの放送など
*年に一度の無料診療

(スタッフ皆の研鑚)
*年に1回会議を持ち、その年の反省と次の年の目標を設定・実行したい。
*より高い技術・知識を得て、よりよい医療を提供したい。
 そのためのDr、DH、DTの研修システムの確立、技術の研鑚のための他院所との競争
*みんなが日本語を勉強して、直接日本人と話ができるようにしたい。
*コンピューターが使えるようになりたい。

(スタッフの福利厚生)
*スタッフ皆が健康であればこそ、患者さんに良い医療を提供できるので、スタッフの健康を考えた試みがしたい。
 ex.体に良い料理、運動、年に1回の健康診断
*アシスタントは座位で
*技工室の環境を整えたい。
*年に一度の職員旅行(できればスタッフ全員で日本に行きたい!)

(広報活動)
*エネレルの歯科保健活動をテレビや新聞で公開・宣伝することで、他の院所などに刺激を与えてゆくこと。

(教育)
*教育・人材の育成  学生の実習を受け入れるなど
*エネレルで本を作製して販売
*日本から学んだ知識・技術などをエネレル外の歯科関係者へ教育・流布したい。
              

2002/2/27
グループワーク(KJ法)
―エネレルの大きな目標は?―エネレルに来る患者さん達にいい医療を提供できて、喜んで帰ってもらうことはもちろんのこと、できるだけ多くのモンゴルの人々の健康・幸せのために存在すること。

そのためには、多くのことを勉強する必要があるし、治療に関しても、モンゴルの中で秀でていなければならない。
一人でも楽をしようとすれば、そのことの実現は難しく、皆で力を合わせるべき。
エネレルはmedical co-opであり、患者を中心に据えれば、経験年数の差や役付け関係なく、自分の意見が出せるところである。
そういう意味では皆がエネレルの主役であり、それぞれが、自分で考えて「エネレルはこういう診療所で、そのためにこうしたい。」という主体性を持つべき。
新施設完成に伴い、スタッフが増えるが、皆で力を合わせてゆくには、いくつかのグループとそのリーダーの存在が必要。
大きな目標を見失わないように、今の問題点を見出し、改善策について月に1回ぐらいは話し合うことが重要。

~エンヒザヤさんより感想~
今まで、こういった話をしたことはなく、日頃自分が思っていることを人に言う場がなかった。
しかし、今日のこの機会に自分の意見を伝えることができ、また皆からもたくさんの話が聞けた。もし、2人で話し合ったなら、2人だけの意見しか出てこない。
今日のようにたくさんの人で話をすると、たくさんの意見・方法がでてきて、おもしろい話をたくさんすることができた。
新しいエネレルをいいエネレルにしてゆくための方法が見つかったと思う。今まで、具体的に何をしたらいいかがよくわからなかったが、みんなで話し合いをすることで目標が見つかった。いいエネレルになるためにみんなでがんばります。
~高井さん大活躍の巻~
    美しき師弟愛師匠の指導のもと、技工に励むオトゴントゥヤさんとボロルチメグさん。二人の技工士さんは、高井さんが来られるのをとても楽しみにしていました。今回もとてもおもしろかったです。
高井さんが来てくれて助かったことがたくさんありました。
本当にありがとうございました。
          診療室でも大活躍!
          レベルの高い技術に患者さんもスタッフも感激です。
右の患者さんは、以前にトゥヤさんが義歯を作った患者さんで、トゥヤさんとはとても仲良しです。大学の教授で、とても面白い人ですが忙しいのか、義歯があまり合わないと言いつつ、なかなかエネレルに来ませんでした。
トゥヤさんのアプローチにより来院。高井さんにリベースをしてもらったところ、あまりの適合の良さに感動し、学習会の最中に「どうしても一言お礼が言いたい。」と、入って来られました。こんなに素晴らしいものができるのなら、高いお金を払ってでも日本に治療に行ってもいいとおっしゃってました。
高井さん、スゴイです!
高井さんの報告書を後頁に掲載しています。

28日


time
pm3:405:30(1)24~26日までの診療について日本側からアドバイス
 *印象材の練り方について(米花)
  水が多すぎるケースが目立った
  紛液比をきちんと守ること(特に経験年数の浅い人)
 *バキュームのひき方(米花)
  タービンの動きに合わせ、できるだけ沿わせること
  水の流れをよく見て、的確に吸引すること
 *ワゴンの位置がバキューム側にある方がよい(河見)
  Drの診療の流れが把握しやすい
 *レジンシーラントについて(河見)
  防湿ができていなかった→脱落の原因
  シーラント材の量が多すぎるか
  HY-BOND seal がまずできるようになってからという
ステップを踏んだ方がよいのでは
   ・模型上での練習、先輩DHのチェックなどの必要性
 *研修システムの必要性(米花)
  自己・他己評価を成長のチェック機能としてシステム化
  する必要性がある
  自己チェック表の作成(新施設完成までを目途に)
 *診療時の姿勢について(中村)
  チェアが高い、子どもの場合危険を伴う。子どもとの
  接触面積をできるだけ増やして。
(2)フォーハンドシステムについて
 2グループに分かれて、左上45の2級のレジン充填を行なう。
 ①Dr、DHのポジションの設定―安全への配慮
 ②浸潤麻酔 DHからDrへの手渡しのタイミング
 ③形成時のバキューム操作の留意点
 ④エッチング(30sec)から水洗・乾燥・充填までの手渡しのタイミング
 ⑤研磨
米花さん、河見さんによる技術指導です。正に、手取り足取りといった感じで、丁寧!
~エネレルに勤務して2ヶ月の歯科医師・ホンゴルゾ先生の感想~
とてもおもしろかったです。
 (特に、DHがバキュームを入れるとき、Drが入れやすくしてあげていたことがおもしろく、参考になりました。)
実技指導は患者さんにとってよい事であるし、自分自身のためになるとてもいいお話しでした。
毎日の仕事につなげてゆきます。
マネジメントビデオでみた子どもを治療する時の姿勢は、簡単にできると思っていたけれど、
実際にやってみたらとても難しかった。
黒田先生たちが教えて下さったことを、早くできるようにがんばります。
イチン先生自ら,「私もやりたい!」とのご希望で、
ホンゴルゾ先生とチェンジです。
よって、黒田先生とイチン先生の二人羽織状態。
この構図はめったに見られないかも!